おとといの月曜日に新潟県の北越急行さんにお邪魔いたしました。
北越急行は上越線の六日町から飯山線の十日町を通り、信越線の犀潟へ抜ける鉄道で、上越新幹線の越後湯沢で接続する特急「はくたか」に乗ると、東京から富山、金沢方面への最短ルートとしてたくさんのお客様に利用されている幹線鉄道です。
ところが、この3月に北陸新幹線が金沢まで開通すると、越後湯沢乗り換えの特急「はくたか」が走らなくなり、東京からの重要幹線としての役割が終了することになるのです。
そうすると、お客様の数もぐっと減りますし、会社の売り上げだって減りますから、会社の経営にも大きな影響が出ることが予想されます。
そこで、北越急行さんといすみ鉄道は数年前からいろいろお付き合いをさせていただいていて、私が出かけたり、北越急行さんの皆様がいすみ鉄道にいらっしゃったりと、いろいろ情報交換をして、特急列車が走らなくなった後、どうやって地域密着型の鉄道としていろいろな情報発信をしていくかということを、お互いに勉強させていただいているのです。
日本で一番業績の良い第3セクターの優等生である北越急行さんと、ランキングでは下から数えた方が早いいすみ鉄道が、お互いに情報交換して、考え方も含めて新しい方向性を探っているのです。
皆さんは意外に思われるかもしれませんが、鉄道会社って、みんな繋がっているんですよ。
でも、北越急行ほくほく線の線路設備はものすごく立派で、遠隔操作で雪を解かす装置など、人手を掛けずに除雪できる設備がそろっていましたので、温暖な房総半島の鉄道としては大変勉強になりました。
[:up:]ほくほく線の電車です。すごい雪ですが、定時運転を誇ります。
[:up:]どんなに雪が降っても、ポイントの可動部分には雪がありません。
電気で温められていたり、場所によってはスプリンクラーが自動散水しています。
[:up:]特急「はくたか」の姿が見られるのももうあと少しです。
でも、北陸新幹線開業後もいろいろ面白い仕掛けを考えられているようです。
[:up:]北越急行と言えば長大トンネルで有名です。トンネルの中には特急「はくたか」を退避する信号所が数か所ありますが、これだって無用の長物にはなりませんよ。まだまだいろいろ使い道がありますよ。などという提案もさせていただきました。
北越急行の渡邊社長さんは鉄道一筋で歩んでこられた方ですが、非常にフレキシブルな考え方の持ち主で、人脈もありますから、本当にこれからが楽しみな鉄道です。
[:up:]最後は皆さんで懇親会。私の隣、中央が渡邊社長さんです。
新潟ですから、おいしい日本酒の飲み比べをさせていただきました。
これからも北越急行さんといすみ鉄道はいろいろな企画をしていきますので、皆様どうぞお楽しみに。
北越急行の皆様、ご対応いただきましてありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ああ、それにしても台湾人の友達にこの雪を体験させてあげたいなあ。
そうだ、北越急行さんも姉妹鉄道締結をしましょうよ。
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