C61型蒸気機関車の復活

昨年の暮れにJR東日本でC61型蒸気機関車を復活させるというニュースを見ました。
写真を見ると機関車のナンバープレートはC6120。
C61型の20号機です。
どこかで見た覚えがあるので古いアルバムを整理してみると、やっぱりありました。
南九州の日豊本線を走るC6120が。
このC61という機関車は誰でも知っているD51(デゴイチ)を改造して作られた機関車です。
D51は貨物用の機関車で戦争中の物資輸送に1000両を超える台数が作られましたが、戦後になると旅客列車の需要が増したため、余剰になったD51のボイラーを利用して、急行用に大型の動輪を履いたC61が誕生しました。
このC6120は東北地方の奥羽本線で活躍していましたが、電化で働き場所を失ったため、はるばる1000数百キロの旅をして宮崎に転属。昭和40年代の末期まで宮崎地区で活躍しました。
廃車となった後に再び長い旅をして関東まで回送され、保存されていたのですね。
この機関車が復活するというのは私にとってとてもうれしいことです。
30数年ぶりに初恋の人に会える気持ちとでもいいましょうか。
初恋の人といっても、相手が機関車ですから「当時のままの姿」でお色直しして出てくるのが人間と違い安心できるところですが・・・
あっ、人のこと言えるご身分ではございませんね。
[:down:]日豊本線佐土原駅を発車する貨物列車(昭和47年)

私が鉄歴40年以上の筋金入りの「鉄」であることがお分かりいただけたでしょうか?