52も28も・・・

このところキハ52とキハ28の調子が今一つでした。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、6月に入ってからキハ52は片エンジンで走行していました。
エンジンからオイルが噴き出てくるような状況です。
原因はガスケットが抜けてしまっていることでした。
原因がわかっても、修理期間が5日間しかありません。
修理を開始して五日で直らなければ、週末運転のキハとしては「運休」が待ち受けています。
部品や工具を準備して、今週一週間かけて整備会社の方と影山運転士が大多喜の倉の中で整備を行いました。
そして何とか整備を終了し、エンジンがかかりました。
キハ28も同じような現象でしたが、何とか整備が終わりました。
今日、明日は2両とも元気で走ってくれると思います。
いすみ鉄道には昭和の車両の整備技術の蓄積もありませんし、十分な設備もありません。
キハ52もキハ28も、結構綱渡り状態です。
影山運転士はこの後、解体車両から使えそうな部品を譲っていただくため、他の鉄道へ出かけていきました。
私も解体する車両があると聞けば、使える部品をいただきに東奔西走している状況です。
皆さん、いつか行こうと思っているうちに無くなってしまうのはSL時代から世の常です。
早くした方が良いですよ。
というのが私からのアドバイスです。


交換したガスケット。
また、いつ、こうなるかわからないという状況です。
もちろん、交換用の予備のガスケットは用意しますが、部品はこれだけじゃありませんから、不安がいっぱいです。
もしキハが動かなくなったら?
その時はもちろん黄色い車両で代走です。
だから、いすみ300といすみ350の幕には実は「急行」も「快速」もあるんです。