台湾鉄道三昧の旅

交通新聞社が発行する雑誌「鉄道ダイヤ情報」の助川編集長と私が同行する台湾鉄道の旅で昨日から台湾に来ています。
この旅行は日本の国鉄時代の雰囲気がまだ色濃く残る台湾国鉄を皆様方にご紹介しようと、助川編集長と私が企画したもので、4月の発売からわずか1週間で完売したツアーです。
まだ寒いころに企画会議で打ち合わせをしたときには、主催のダイナスティトラベルさんが、「こういう旅行は難しいですから、ちょっと予測はできませんね。」という感じだったのですが、募集開始から一週間で完売。助川編集長と私は「そりゃそうでしょう。」と思いましたが、即決でご参加いただきました皆様方には感謝、感謝です。

羽田空港午前5時集合。さすがにこの時間だと公共交通機関はありませんが、皆さんきっちりとご集合いただきましてありがとうございました。
チャイナエアラインの朝ごはん。短距離路線にしてはしっかりしていておいしかったです。

予定より早く離陸から約3時間で台北の松山空港に到着。

現地から参加の方も交えて再度ご挨拶。いよいよ鉄道三昧の旅のスタートです。


空港の地下、MRTの駅で。皆さん、看板などの写真をパチパチ。ちょっと異様な光景にも見えます。

台北駅の台湾国鉄本社。「歓迎」の看板を出してくれていました。皆さん感激。



台湾国鉄の指導運転士を務められた経歴の郭さんが、国鉄本社資料室に展示されている様々な資料を説明してくれました。台湾国鉄は日本が建設しましたので、資料室にも見覚えがある設備がたくさん。初めて来たのに懐かしい雰囲気です。


台北から特急列車「自強号」で彰化へ。お昼ごはんは当然、駅弁です。

彰化は鉄道の町。扇形機関庫にSLが保存されています。
ここでも歓迎の表示を出していただきました。




この日は3両の蒸気機関車のうち2両に火が入っていました。私は運転室に乗せていただき汽笛を鳴らさせていただきました。感動の体験です。でも、外気温は34度でしたから汗だく。台湾ではSLの乗務員のなり手がないようです。ヒーローになれるのにね。
機関車を倉から出してターンテーブルに載せて回してくれました。

私の友人の岡野さんが佐倉市から参加してくれました。

彰化から高雄への自強号はお目当てのEMU1200型。この列車に乗ることは私が選びました。なぜなら特急列車なのに吊り掛けモーターなんです。さすが特急車両なので車内ではあまり吊り掛けモーター音が聞こえませんでしたが、ずっとデッキで音を聞いている方もいらっしゃいました。ご満足いただけたようです。
写真は高雄駅に到着したEMU1200。



高雄について助川編集長ご推薦の海鮮料理のお店へ。円卓を囲んで皆さん仲良し。一つの趣味でつながっているって良いですねえ。
さて、これから2日目の旅が始まります。
今日は旧型客車に乗る旅です。