本日のお客様

今日は新潟トランシスの皆様がお見えになられました。
皆様よくご存じの、いすみ鉄道の新型車両いすみ300形、いすみ350形を製造されている会社です。
新潟トランシスという会社は、お付き合いすればするほど味がある会社で、車両メーカーなんですが、単なる車両メーカーじゃなくて、こちらの意図することを汲んでいただき、その上でさらにプロフェッショナルとして色々ご提案をいただくという「モノづくり」のプロ集団だと私は感じています。
それが良くわかるのが今年導入したいすみ350形。
この車両を見れば、彼らがモノづくりのプロ集団であるのはもちろんですが、鉄道をこよなく愛する人間の集まりの会社であるということがお分かりいただけると思います。
やっぱり、自分の仕事、業界を好きになることが、良い仕事をする基本中の基本じゃないでしょうか。
だって皆さん、いすみ350はロングシート、トイレ無しの面白くもなんともない車両ですよ。
それが、ムーミン列車の中で、今では一番の人気者なんですから。
そういう車両を作ってくれたことに感謝、感謝です。
さて、彼らが今日いらしていただいた目的は、来年1月に導入する車両の設計打ち合わせ。
今回は今年入線したいすみ350形と同じタイプのロングシート・トイレ無し車両になります。
この車両が完成すると、来年の菜の花シーズンには、いすみ300+350の2両編成が2編成、いすみ200の2両編成が1編成、キハ52+28の2両編成が1編成と、毎年増え続ける春から夏のお客様に対応できる最強の陣営となります。

いすみ350形の前で記念撮影。川上部長と影山主任も一緒です。


350の各装置をいろいろチェックして、次期の新車への改良点などを調べていらっしゃいました。
ついでに、キハ52もいろいろ見て行かれましたが、ということは、どんな車両が出来上がってくるか、今から楽しみですよね。
私は、いつも営業の方に厳しく申し上げるのは、いすみ鉄道から利益を出そうと思うなと言うこと。
他社さんで儲けさせていただいた分をいすみ鉄道の車両につぎ込んで、鉄道ファンだけでなくローカル線を旅する旅人や、いつかは行ってみたいと思っていらっしゃる日本全国の未来のお客様へ、ぜひ乗ってみたいと思っていただける車両を作ってくださいということなんです。
そうすれば、新潟トランシスという会社が単なる輸送機メーカーとしてだけじゃなく、広く社会貢献できるし、きっと、こういう車両をうちの路線にも作ってくれという注文が来るようになって、みんなが笑顔になる。
私はそう確信しているのです。
新型車両を導入すると付き物なのが各種の初期トラブル。
ボーイング787だって飛べなくなっちゃうんですから、鉄道車両にも当然発生するだろうと覚悟を決めていましたが、いすみ300、350とも大きなトラブルもなく、順調に活躍しているのも安心できますね。
さあ、今日いらしていただいた皆様。
いすみ鉄道の社長が毎日1万人が見ている社長ブログでこれだけ褒めちぎっているのですから、本日の提案事項をすべて実施するように、Y社長さんと取締役S部長さんにしっかりと掛け合って、みんなの笑顔がさらに広がる新型車両をよろしくお願いいたします。
頼みましたよ。