ローカル線のビジネスチャンス。

昨日は札幌で北海道観光列車会議に出席しました。

 

私は委員に選んでいたでいていて、「できるだけお金をかけずに、それでもお客様に喜んでいただける観光列車」をご提案させていただく役目なのですが、同じ委員にフォトグラファーの矢野直美さんがいらっしゃいます。

簡単に言えば、私と矢野さんで、どんな観光列車を北海道で走らせましょうか、などという話をしているのですが、北海道に似合う観光列車というのは、決して豪華列車である必要はなくて、なぜなら、そういう設備に頼らなくても北海道は景色が素晴らしく、それをどう演出するかということだけで、十分に観光列車として成り立つと考えているわけです。

何しろ、例えば釧網本線にしても、世界遺産の中を走る鉄道で、列車に乗って流氷を見られるのはおそらく世界でもここだけでしょうから、それだけで価値があるのです。

 

 

矢野さんとは去年も今年も何度もお会いしていて、いろいろ鉄道の話をさせていただいていて、結構意気投合していまして、そのポイントは、列車が走る鉄道の情景を大切にしたいという点で一致しているからだと思いますが、会議が終わって、「鳥塚さん、今日はお帰りですか?」と聞かれましたので、「いえ、札幌に泊まりますよ。」と申し上げましたところ、それではちょっと飲みに行きましょうかということになりまして、もちろんツーショットじゃないですよ。そんなことしたら矢野さんのファンの皆さんに袋叩きになりますから。(笑)

ということで、後ろに写っているおじさんたちも一緒に居酒屋へ出かけました。

 

でもって、その居酒屋で矢野さんのお話を聞いていると、鉄道の沿線には眠れる資産がたくさん落ちていることに気づきました。

私はいすみ鉄道に来たときに、そう、もう今から8年も前ですが、「ここにはお金が落ちている。」と思って、それを一つずつ拾って来ているわけですが、実はもっともっとお金が落ちているようで、それに気づいた矢野さんは、私にいろいろなビジネスチャンスがあることを熱心に語ってくれました。

遊休の土地や遊休施設など、本当にいろいろありますよね。

 

古くなった車両を持ってくるだけで、大人気になるのがローカル線だとすれば、使わなくなったものをうまく活用すれば、それほどお金をかけなくても楽しい世界が広がるはずで、そうすれば、地域にとってもっとプラスになる。

これが私と矢野さんの昨日の飲み会の結論です。

 

まあ、何をやるかはこれから考えればよいのですが、いずれにしても、まだまだ見えてないものがあるということを、矢野さんに教えていただきました。

 

う~ん、ちょっと禅問答のようで、何を言ってるかわからない人もいらっしゃると思いますが、それは、私自身が昨日気付いたばかりで、まだまだ手さぐりで、詳しく説明しようにも、よくわかっていないのですからどうぞご勘弁ください。

 

でも、ちょっと工夫すれば、必ず成功するビジネスが眠っていることは気づきました。

 

いずれにしても、まだまだローカル線にはチャンスがあります。

そのチャンスを活かすためには、線路があって列車が走っているということが必要ですから、何とか列車を走らせましょう。

 

北海道観光列車のモニターツアーのプランが出来上がりましたら、またご案内いたしますね。

 

矢野さん、昨日はありがとうございました。

 

 

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