昨日で東横線渋谷駅(地上ホーム)も歴史に幕が下ろされました。
東横線が副都心線と相互乗り入れを開始し、ターミナル(行き止まり)式の今までのホームは撤去されることになりました。
東横線の線路は、代官山から急降下で地下に入り、それまで上を越えていた山手線の下を通って、渋谷駅では地下鉄副都心線の線路とつながる、まるでジェットコースターのような線路ですが、それが今日から「本線」になります。
東京のど真ん中で廃止になる線路があり、新しく開業する線路に置き換えられます。
私は20年以上前から「パシナ倶楽部」の前面展望映像で線路を記録しています。
もちろん、昨日で廃止された渋谷駅を発着する東急東横線も撮影しています。
私が撮影した東横線は2007年。
8000系電車が最後の時を迎えていた時で、その8000系電車で渋谷駅の行き止まり式ホームに到着するシーンです。
こういう映像作品(DVD)は4200円も出して買うものでもないと思う人が10人中9人でしょう。
でも、残りの一人は、「へえ、面白そうだなあ。」と興味を示してくれるかもしれません。
つまり、万人受けするものではないということで、「わかるひとにだけわかっていただければよい。」という商品です。
私は20年以上前からそういうマーケットに向けて、そういう商品を提供しているのですが、いすみ鉄道も全く同じで、地域外から観光でいらっしゃる皆様方に対しては、「いすみ鉄道の良さがわかる人だけ来てください。」と申し上げております。
でないと、せっかくいらしていただいたのに、「ここには何もないじゃないか。」とクレームするお客様が出てくるし、そういうクレームを聞いていると、地元の人たちが「そうだよな。俺たちの住んでいるところなんて、どうせ何もないし。」とスポイルされることになり、結果として地域の活力が出てこないわけです。
だから、理解していただける方だけがお客様になればよいという商品があってもよいと思うわけです。
パシナ倶楽部の東急東横線。
もう見られない映像になってしまいましたが、私はしっかり記録しております。
きっと、10年、20年たって、今の若い人が親になって、その子供たちがある程度の年齢になった時に
「昔は、東横線の渋谷駅は地上にあったんだぞ。」なんて子供に言っている姿が目に浮かびます。
なぜなら、私が今行っているビジネスは、未来に価値が出るビジネスだからです。
【収録映像】
代官山。ここを出たところで線路は地下にもぐります。
山手線をオーバークロスする地点。
渋谷駅に到着する直前、特急「元町・中華街」行とすれ違いました。
渋谷駅のターミナル。この光景も語り草になりました。
列車はまもなくホームに滑り込みます。
行き止まり式の渋谷駅ホーム。
昔の渋谷駅はこうだったんだよ。
そう言える時代がやってきたということです。
お求めはパシナ倶楽部オンラインショップ
または、いすみ鉄道大多喜駅売店でどうぞ。
いすみ鉄道のキハに乗りに来て東横線のDVDを買って帰るというのも良いんじゃないでしょうか。
(オークションとか、ほかのネットで買ってはだめですよ。うちには1円も入りませんので。)
それにしても東急さん、東白楽と言い、代官山と言い、ずいぶんアクロバティックなことがお好きですね。
私の従兄の栄一お兄ちゃんも東急の社員ですから、私も5000系、いや、5200系の時代から東急電車が大好きなんです。
私のカミさんも東横線沿線に住んでたし、カラオケでは「池上線」が好きだし、いすみ市には3450が保存してあるし、東急電車ってとても身近な存在なんです。
ということで、本日は「宣伝」でした。
あっ、そうそう。心配事があります。
副都心線と連絡する地下の改札口周りのスペースが狭すぎるような気がします。
地上ホームがかなりゆったりした感じがしていたものですがから、それに比べると地下ホームで東横線と副都心線の両方のお客様をさばき切れるかどうか。
田園都市線の渋谷駅も半蔵門線のお客様とで溢れかえって収集がつかなくなっているので、今から心配な気がしています。
親父の取り越し苦労だといいんですが。
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