いすみ鉄道の包装紙

いすみ鉄道のお歳暮をご購入いただきましたお客様からご好評をいただいておりますいすみ鉄道の包装紙。
実は、これ、私が作りました。
出ている車両はすべて「電車」ではなく、ディーゼルカー。
木原線時代から房総の鉄道で活躍してきた車両を総動員しました。

昭和40年代の終わりごろまでの千葉の鉄道は、ほとんどがディーゼルカーで、製造年代が違ういくつもの形式が、雑多な編成を組んで走っていました。
今のJRでいえば、1両目は中央線、2両目が山手線、3両目が京浜東北線、で一番後ろが横須賀線といった感じといえばご理解いただけると思いますが、来る列車来る列車、編成両数も車両もバラバラで、これがマニア的には大変興味深いシーンだったのです。
最新型の急行車両がボロの車両とつながって各駅停車で走ったりすると、やっぱり新しい車両にお客さんが多く乗っていたりしました。
季節波動輸送といって、夏休みに持っている車両を総動員して海水浴臨時列車を運転するような需要があった房総地区では、ごちゃごちゃでいて、なんとなく秩序がとられているディーゼルカーの編成は、歴史的価値があったと、私は考えていますので、それを今回、包装紙にしました。
登場する車両は現在のいすみ鉄道で走っている「いすみ200」、
ガソリンカーからの改造車のキハ04
国産ディーゼルカー初の量産型であるキハ17
通勤型ディーゼルカーのキハ35
塩害が鉄道車両に与える影響を調査する目的で房総地区に特別配備されたステンレス製の試作車両のキハ35-900番台
そして準急・急行形のキハ26
この6種類の車両がさまざまな編成を組んで、ところ狭しと紙面に並んでいます。
いすみ鉄道のいすみ200と、旧ガソリンカーのキハ04は他の車両とは編成を組めませんので、同じ車両のみで並んでいます。
社長の遊び心ですが、鉄道を知らない人でもお楽しみいただける楽しい包装紙。
いすみ鉄道のオンラインショップで使用予定です。