やっぱりこれでしょう。

わたくし的には、誰が何と言ってもこいつが好きです。

形式名はキハ28・キハ58。
国鉄時代の急行形ディーゼルカーです。
1エンジンで冷房用エンジンを搭載しているのがキハ28。
2エンジンの強力タイプがキハ58。
キハ58の方はエンジンを2つ搭載しているので床下に冷房電源用のエンジンを積むスペースがないため、キハ28とペアを組んで、キハ28から給電してもらいながら冷房を運転しています。
このため今では「ニハチ・ゴハチ」などと呼ばれていますが、
子供のころ、両国から出る房総方面の急行列車はこいつが主役。
冷房化はされていませんでしたので、窓を開けて走っていました。
この「ニハチ・ゴハチ」、今から40年も前の車両ですが、今でも僅かながら頑張っています。
このカラー写真は数年前に復活運転した急行「能登路」。
石川県の第3セクター「のと鉄道」を走りましたが、この区間は残念ながら廃止されてしまいました。(私が商品化した前面展望DVDでは今でも乗車できます。)
今、岡山や新潟、九州にも数両残っています。
四国では運用から外れて、多度津の駅構内に留置されているのを見かけました。
下の写真は昭和48年に新宿駅で撮影した1枚。
八日市場回り銚子行の急行「犬吠」です。
この写真の2両目に写っているのがキハ26。
現在いすみ鉄道の「ハーブおかき」になっている車両です。
そう、首都圏ではすっかり見なくなったこの車両ですが、房総にはたいへんゆかりの深い車両なのです。

だから、わたし的にすご~く「欲しい」。
すみませ~ん。廃車にする時はいすみ鉄道にいただけませんか?
国吉駅に持ってきて側線に置いてカフェにしたいのです。
もちろん急行「外房」のヘッドマークを付けて。