この3連休はイベント続きで数日家を空けました。
そのイベントの最中に私のスマホが振動。
メッセージが届きました。
「安否確認のお願い
電気使用量の変化が少ない日が2日間続きました。
安否確認のためこちらを押してください。
https://・・・・・・・」
今住んでいる静岡の賃貸物件を契約するときに「見守りサービス」というのを契約させられました。
1か月5500円。
かなりの金額でしょう。
60歳以上の人が単身で契約する場合は加入が義務付けられています。
そう言われました。
まぁ、世の中というのはそういうものでしょう。
人間は死亡率100パーセントで、60過ぎればいよいよその確率が高くなってきているわけですから、物件を貸す方としては危なくてしかたない。
孤独死でもされていて、かなりしばらく経ってから発見されたら事故物件扱いとなって他の人に貸せなくなりますからね。
つまり、60過ぎると満足に賃貸物件も借りられなくなるというのが世の中の実情なのです。
でもって、もしそのメールのリンクに私が反応しなければどうなるかというと、試してないからわかりませんが、おそらくセキュリティー会社の人がやってきて合いカギを使ってドアを開けて部屋の中をチェックするのでしょう。
そういうお手間をかけさせるのも迷惑でしょうから、私はきちんとリンクをクリックして「外出してます。」と返事をしました。
すると次のページが表示されました。
「今後、外出予定のある方はカレンダーに登録をしてください。」
だから、12月中の週末は金曜日も含めてすべて外出にしてしまいました。
いちいち面倒だからね。
でも、ということは、「嫌がらせに対する腹いせ」のようなものですから、結局このセキュリティーシステムというのはあまり意味がないわけで、でも、世の中的にはそういうことなのですよね。
私の場合はチョンガー生活も6年目に入り、アイロンかけ以外は何の不便さも感じておりませんから、おそらくもうこのままで行くのだろうと考えていて、いつかその日が来た時には人さまに迷惑をかけないようにしないとということと、痛くなく、長い時間苦しまなければいいなあと願うだけですから、それまでの間は「何か面白いことをしよう。」というポリシーで生きていきたいと思っているわけです。
でも、自分が若い時のことを振り返ると、死亡率100パーセントという現実を考えると、恐怖感にさいなまれることがしばしばあったことを思い出します。
今思えば自分が死ぬのが怖いと思うことはある意味若い証拠で、不思議なことにだんだんと死に対する恐怖感というのは薄れてくるもので、おかしいでしょう。その日が近づいてきているにもかかわらず恐怖感がなくなっていくというのは。
でも、いろいろ考えると、いつまで仕事をするのだろうかとか、体がだんだん言うことを聞かなくなってきたとか、子供が生まれたり孫ができたりとか、身近な人が先にあの世へ行ってしまったりとか、そういういろいろなことが60数年の人生の間に起きてくると、「まぁ、そういうものなのね」という漠然とした納得感が出てくるのですから、あとは人さまにご迷惑をおかけしないようにすることと、痛くないことと、長い時間苦しまなければいいなあと思うのであります。
だから、若い皆様方も、今からあまり心配する必要はありませんから、一生懸命頑張って、立派な大人になってください。
そうすればある時きっと納得できますからね。

私は友人たちと「おやじの会」という飲み会を定期的に開いていて、先日も都内で集まって飲んだのですが、こういう時に決めていることがあるのです。それは、昔ばなしよりも前向きな話をしましょうということ。
同窓会なら昔話で盛り上がるのも良いけれど、まだ現役のおやじさんたちであれば、「今度何しよう」とこれからの話をしたいじゃないですか。
どうやったら世の中に貢献できるか。
それが現役というものですから。
でもまあ、東京で電車に乗っていると、たぶん9割以上の人たちが年下ですから、つまりは「終わった人」の中に入れられる傾向があるわけで、そうならないためには武勇伝で自分たちだけが盛り上がるような飲み会はしてはいけないのであります。
さてさて、明日も元気で頑張りましょう。
皆様方もご一緒に
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