今日は埼玉県八潮市の司機工さんという会社を訪問しました。
トキめき鉄道の413・455の車両検査やトイレの洋式化などをお願いしてきた車両屋さんで、キハ52から始まって、もう10数年のお付き合いがある会社です。
大井川鐵道では旧型の客車を使用しています。
その車両の管理や修繕方法について、今後参考になるようにと、全国いろいろな車両を扱っている司機工さんに教えを乞うため、トキめき鉄道でお世話になったお礼と、大井川鐵道着任のご挨拶を兼ねてお伺いしたのです。
大井川鐵道の旧型客車は戦前のものも多く、ほとんど文化財級のシロモノです。
しっかりと整備をして、まだまだ使っていく必要がありますからね。
その後、私は都内で別件の打ち合わせがあるため、一同とは別れまして、都会のビル街を彷徨ったのち、夜の新幹線に乗りました。
そこで気づいたことがあります。
もうかれこれ5年も私はこうして東京駅から夜の新幹線に乗って地方都市へ帰る生活をしているのですが、なんだか全然気持ちが違うのです。
どう違うかと言うと、上越妙高に帰る「はくたか」の時は、「さあ、お家へ帰ろう」と思ったのですが、東海道新幹線の「こだま」に乗るときには、なんだか一抹の寂しさを感じるのです。
「お家へ帰ろう」という気持ちではなくて、「さて、行くか」という気持ちと言いますか、なんとなくなんですけど、ちょっと寂しいなあと思うのです。
その理由は現在自己分析中ではありますが、たぶん、たぶんですけど、東海道新幹線だからかもしれません。
子供のころから慣れ親しんだ新幹線ではあるのですが、東京生まれで東京育ちの私にとっては、東海道新幹線に乗るということは「これから出かける」ということなのです。
これに対して、上越市へは最初の頃は基本的には車で行き来していました。
生活の基盤が向こうにしっかりできてから、新幹線で行き来するようになりました。
また、当時は北陸新幹線はできてから4年しかたっていない時期でしたから、基本的になじみはなく、「これから出かける」ために乗った経験もほとんどなかったからかもしれません。
だから、東海道新幹線では夜の車窓を見ながら、「どんどん遠ざかっていく感」が心の中に沸いてくるのです。
まあ、めんどくさいオヤジですね。
でもまあ、こうして「心にうつりゆく よしなしごとを そこはかとなく 書きつくる」のがこのブログのテーマですから、今日はそんなことを感じたということにしておいてください。
つまり、夜の東海道新幹線はシンデレラ・エクスプレスなのであります。
そうそう、いいこともありましたよ。
ちょうど熱海を発車するときに海岸線で花火が打ちあがりました。
一斉に打ち上げられて、とてもきれいに見えました。
今日は編成の後ろの方の14号車に乗っていましたが、前の方だったら見えなかったかもしれない。
そんな絶妙なタイミングでした。
ラッキー!
運使っちゃったので、明日からまた運を稼いで貯めていこうと思います。
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なんてったって、私はラッキーな人間ですから、その運をお裾分けいたします。
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