台湾国鉄訪問

本日は今回の台湾旅行の大きな目的である台湾国鉄(台湾鉄路管理局)本社を訪問しました。

 

プユマ号の大きな事故があって、皆さん悲しい思いや大変な状況に置かれています。

事故原因は関係各所で徐々に明らかになって行くと思いますが、それは別として、厳しい状況に置かれている友人たちを励ますというのも大切な仕事ではないか。姉妹鉄道というのは姉妹、つまり親兄弟と同じ家族になったわけですから、家族が困っている時は何かしなければなりません。大きなことはできないけれど、行って、顔を見て、お話を聞いて励ますことぐらいはできるのではないか。そう思ってやってきたのが今回の台湾旅行です。

台湾国鉄の皆様方との関係は、以前にも申し上げましたが、私はいすみ鉄道が集集線と姉妹鉄道締結するずっと以前から、個人的に10数年のお付き合いがあります。今、社長を退任して自由な立場にありますから、長いお付き合いの友人を励ましに出かけても、肩書がありませんから気楽なものです。そして、長いお付き合いの友人ですから、肩書がなくても、セキュリティーの厳しい本社の中へ、「どうぞどうぞ」とお招きいただきました。

 

 

本日の台北駅です。

本当なら「弁当節(駅弁まつり)」が開催されていて、日本からたくさんの鉄道会社が出店して賑わっているはずでしたが、事故により中止となりました。とても残念な気持ちで一杯です。

 

 

日本との姉妹鉄道の窓口になっていただいている黄振照處長さんです。

今、大変な時期ですのでお会いした時は厳しい表情をされていらっしゃいましたが、徐々に打ち解けて最後は笑顔を見せてくれました。

 

一緒にお邪魔したのは右から台日鉄道交流促進協会の峰雪さん、東北急行バスの幸野さん。

中央の女性は今回の弁当節の企画推進を担当していました台湾国鉄の林さんです。

 

台北駅の駅弁を皆さんでいただいて、少し表情が柔らかくなった黄處長さんと林さんです。

 

私は航空会社に長く勤務していましたから、ひとたび事故が発生すると社内がどうなるかよく理解しているつもりです。

だから、今回はどうしてもお見舞いに行って励ますべきだと考えて出かけましたら、峰雪さんも幸野さんも同じ気持ちで駆けつけてくれました。

 

事故の直接的な原因は人為的なミスと車両側の不備の両方考えられるようですが、こういうトラブルが発生した時は「真因を探る」というのが再発防止には欠かせません。

しっかり原因を究明していただき、対策を立てて、二度とこのような事故が起きないように頑張っていただきたいと思います。

そして、来年の弁当節はきちんと開催できることを願っています。

 

台鉄 加油!