昨日に続いて今日も能登訪問です。
今日は珠洲まで行きました。
まだ列車が走っていたころの珠洲駅です。
今からちょうど20年前の2004年8月に私はここにやってきました。
こちらが今日の珠洲駅(跡)
20年前とほぼ同じ位置で撮ってみました。


珠洲も被害が大きくて町中はもちろんですがこちらも大変な被害が出ています。
珠洲焼の窯元の篠原敬先生のところも煉瓦で作られた焼き窯が崩壊していました。
ひどい被害です。
こちらは昨日回った七尾市内の様子です。




心が痛む光景があちらこちらで見られます。

和倉温泉の加賀屋さんです。
窓と窓の間に亀裂が入っているのが見えます。
和倉温泉のホテルのほとんどがこのような被害で、営業ができるめどが立っていません。

能登生鮮市場では少しだけ地元のものを買いました。
写真は同行のエリ~です。
元JALパック社長です。
皆さんご存じのかにかまを作っているスギヨさんのお店です。
スギヨさんって杉野屋与作って言うんですね。
初めて知りました。
ということで2日間能登を一回りしてきましたが、復興が進んでいないどころか、全く手が付けられていない状況です。
震災から半年近くたってこの状況は、一体どういうことなのでしょうか?
重機もなければ瓦礫を運ぶ大型ダンプもいません。
雪が降る地域ですから、今着手していなければすぐに一年が経過してしまいます。
こうなってくると「行政はいったい何してるんだ」という話になりかねません。
地元の人たちは皆さん口をそろえて、「県は何やるにしても遅いからね。」と半ばあきらめムードでした。
今回は伝手を頼って地元の皆様方にご案内いただきましたが、皆様方の本音をいろいろとお聞きすることができました。
能登の人たちは皆さん良い人たちばかりで、親切で優しくて、自分たちの苦境に文句を言う人たちもいませんでした。
「自然災害だから、誰のせいでもないよ。」
でも、こういう状況が半年たっても手つかずで放置されているのを見ると、こりゃちょっと、いい加減にしてほしいなあと、部外者である私でもそう感じます。
なんとか早くがれきの撤去などに着手していただきたいと思います。
お世話になりました皆様、ありがとうございました。
一日も早く日常を取り戻されることをお祈りいたしております。
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