127系夜行列車 出発進行!

さきほど22:09に直江津駅を夜行列車が発車していきました。

2両編成、満席で16名様。
朝まで座席で寝るという修行のような夜行列車です。


修業は夜行列車の乗る前から始まっていて、待合室で受け付け時刻までじっとお待ちいただく皆様方です。


21:40 受付開始
お弁当とお茶が配られます。


この2人はさらに猛者の修行僧で、直江津を朝6:52に出る妙高高原行からずっと乗っていて、直江津と妙高高原間を行ったり来たりの連続乗車記録に挑戦中です。


夜行列車と言っても今回は急行形車両が検査運休中のため、使用する車両はいつもの127系電車。
ロングシートの通勤形電車です。

こんな電車で夜行列車をやるなんて。

そう思われる方もいらっしゃるでしょうけど、赤字の株式会社ですから、何でもやって営業努力をしなければなりません。
だから、まさかとは思いますが、こういう列車も走らせるのであります。

ところが社内にも「そんなことやってどうするの?」派というのはいまして、そういう人たちは「乗る人なんかいるんですか?」となるのですが、「いるんですか?」じゃなくて、探してきて乗ってもらうのが営業というものなのですよ。

ということで、この夜行列車、ロングシートに横になるわけですから、定員は2両で16名。発売開始後1時間で売り切れ満席となりました。

皆様ご乗車いただきましてありがとうございます。

正しい夜行列車の寝方です。(爆)

今回はロングシートですから、こうやって寝るのです。

「修行僧の皆様」と申し上げましたところ、「修行じゃないですよ。こんな快適な夜行はないですよ。」と切り返されました。

確かに、都会の通勤電車でやったら顰蹙(ひんしゅく)ものですが、朝までこのポジションは自分専用ですからね。
ふわふわのブランケットにお弁当、お茶までついて、夜中には停車時間中に夜鳴き蕎麦のサービスまであってお一人様9900円じゃあ安いですよね。

すぐに満席になるはずですよ。

絶対に安い!

と、皆さんはおっしゃってくれましたが、私なら駅前のホテルの方がいいなあ。

なぜならば、直江津発、直江津行ですからね。
結局、どこにも行かない夜行列車なのです。

一番の修行僧は運転士さんかな?
今夜は架線凍結が心配な気象条件ですが、2パン車だし、途中で勾配を登れなければ無理しないで戻ってくればいいんですから、そんなに気にせずに運転してくださいね。

撮り鉄の皆様方に見送られて、出発進行!

Have a nice dream !