年を取ると今まで忘れていたことが突然よみがえってくるという話を以前もしました。
昨日のお昼に何を食べたかも思い出せないのに、50年も前のことがよみがえってくるのだから人間というのは不思議なものですが、いざその主人公になってみると、こればっかりは自分でもどうしようもないので、思い出したことを楽しんではどうだろうかと考えています。
で、今日、突然思い出したことは
「どっこい大作」です。
私が小学校の時のドラマです。
話の内容は全く覚えていないのですが、オープニングから蒸気機関車がたくさん出てきて、毎週毎週楽しみに見ていたことを思い出しました。
でもって、動画を検索してみたらあったんですよ。
「どっこい大作」が。
北海道が舞台だったんですが、D51やD52が出てくる出てくる。
そして東京の電車も。
ただ、残念なのは撮影の時がたぶん春闘の頃だったんでしょうね。
「団結」とかいろいろと書かれた汽車ばかりが出てくるんです。
まぁ、ちょうど、「当局マイッタカ」の頃ですからね。
春になると国鉄の車両は落書きだらけ、ビラだらけでしたから。
そういう時代だったんだろうなあと今見ても思うのです。
でも、もう少しまともな絵を撮って使えばよいのに、なんで「団結」なんだろうかね。
制作チームに赤組さんでもいたのでしょうかね。
で、この「どっこい大作」ですが、主人公の大作は金子吉延さんという俳優さんなんですが、実は私の板橋第2小学校の同級生の金子つよし君のお兄さんで、子役で有名な方だったのです。
昔の人ならご存じだと思いますが、忍者「赤影」の青影役。
あの、鼻の穴に親指を当てて「だいじょ~ぶ!」ってのね。
それから「河童の三平」。
六兵衛さんとかん子ちゃんとお母さんを探しに旅をするお話。
実写版のゲゲゲの鬼太郎のようなドラマですが、この主人公の三平も金子吉延さんです。
4~5歳年上のお兄さんだったので、小学生のころお家に遊びに行くと学生服を着て「ただいま」と学校から帰ってくるのを何度か見た記憶があります。
「どっこい大作」の大作が学生服を着ていますが、そのまんまでした。
不思議でしたよ。
テレビで見た人が目の前にいるんですから。
「今度、どっこい大作というドラマをやるんだ。」
北海道が舞台だという話を聞いて「飛行機で行ったの?」とうらやましく思ったことを、今日は突然思い出したのであります。
今はいい時代になりましたね。
「どっこい大作」も、「河童の三平」も見られるんですからね。
空に誓った 誠の峰を やるぞ必ず 登って見せる~~
ギコギコギコギコ 刃とぎ 歌うサタンの影ゆれる~~
やばい、50年経っても主題歌まだ覚えてる!
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