SLけん引夜行列車

秩父鉄道でSLけん引の夜行列車をやるということで、「すごいなあ」と思いました。

何がすごいかって、SLが夜行列車を引くのは昭和50年(1975年)以来ですからなんと49年ぶり。
昭和50年と言えば私が中学3年生でしたからね。
つまり、今の人たちのほとんどの人が知らないということです。

そういう列車を走らせて、それも夜行列車なわけです。
参加費用は1人1席18000円。
1席ですよ。
前の座席に足を延ばしてゆったりしたいと思ったら1人2席占有プランで28000円。
1ボックス1人で占有したいと思ったら55000円。
トキめき鉄道の455の夜行列車は1ボックス18000円ぐらいですから、雲泥の差でかなりの高額商品じゃないですか。

今の時代に誰も知らないSLの夜行列車で、高額商品で、はたして席が埋まるのだろうか。
そう思っていたら、2月6日の発売開始当日に客車4両編成分が即日完売だそうです。

だから、すごいなあと思うのです。

ということを今日はYAHOOニュースに書きました。

よろしければご一読ください。


この写真は須田剛さんという方が撮影された北海道石北本線の急行「大雪5号」。
雪原を走る長編成の列車が美しいです。
急行「大雪5号」は札幌発網走行の夜行列車でしたが、早朝の北見から終着の網走までの区間は普通列車となって、朝の通勤通学輸送の列車も兼ねていました。

おもしろいですよ。
夜行列車で前の晩から乗ってきたお客様がいる車両に、高校生たちがどやどやと乗り込んでくるのですから。
これがいわゆる「夜行崩れ」というもので、この列車は「大雪崩れ」と呼ばれていましたが、トキ鉄の455を使った夜行列車がそのまま朝一番の始発列車になる「夜行崩れ」をやったのは、この列車がモデルになっているのであります。

さて、次の455の夜行はいつかな?

検査明けたらすぐにやりたいですね。

でも、夜行って疲れるんですよ。
乗ってる皆様方もそうですが、老体に鞭打って深夜のラーメン屋さんをやるのもしんどいものなのです。

だからと言ってやりたくないわけじゃないんですよ。
なぜなら、深夜の長時間停車の、あの雰囲気がいいんですよね。
直江津駅のホームは国鉄からJR時代そのままの雰囲気ですからね。


中学3年生の時の私です。(右)

【YAHOOニュース】SLが引く夜行列車が秩父で走る!  どういうこと?