鞭聲粛々
「べんせいしゅくしゅく」と読みます。
鞭聲粛々夜河を過る(べんせいしゅくしゅくよるかわをわたる)
暁に見る千兵の大牙を擁するを(あかつきにみるせんぺいのたいがをようするを)
遺恨十年一剣を磨き(いこんじゅうねんいっけんをみがき)
流星光底長蛇を逸す(りゅうせいこうていちょうだをいっす)
学校で習った方もいるでしょうね。
私も習いました。
意味は
上杉謙信の軍はひっそりと鞭音も立てない様にして、夜の内に千曲川を渡って川中島の敵陣に攻め寄せた。
武田側は明け方霧の晴れ間に上杉方の大軍が大将の旗を中心に守りながら迫ってくるのを見つけた。
この戦いでは謙信は信玄を討ちとることができなかったが、その心中を察すると、誠に同情にたえない。
この十年の間一ふりの剣を研ぎ磨いて、その機会を待ったのであるが、うち下ろす刀光一閃の下に、ついに強敵信玄をとり逃がしたのは無念至極なことであった。
ということらしい。
有名な川中島の合戦というやつですね。
私がいる上越市は上杉謙信の春日山城の城下町。
川中島の合戦を前に、謙信は軍勢の士気を高めるために兵隊たちに餅をふるまった。
らしい。
それがこの川渡餅(かわたりもち)。
そして今日はこの川渡餅を食べる日なのです。
我が上越地域の風習と言いますか習慣と言いますか。
年に一度のことですから風習ですかね。
おそらくこういうことをやっているのは新潟県でも上越だけだと思いますが、上越市内では至る所で今日は「川渡餅」ののぼりが出ていて、街中を菓子組合の自動車が「今日は川渡餅の日ですよ~」と凱旋して回っていました。
上越の町中で今日は至る所で川渡餅を売っていて、上越の人たちは皆さん今日は川渡餅を食べるのです。
そして、日本全国のほとんどの皆様方は、そんなことは全然知らないのですから面白いですよね。
もちろん私も毎年いただいておりまして(人生5回目)、いつもは会社の女性スタッフが「社長の分も頼んでおきました。」と言っていただくのですが、今日は私は1日お休みをいただきました関係で、自分で買いに行ったのです。
私の家から高田の駅まで、12~3分ほどの距離なんですが、その間に10件近くのお菓子屋さんがあるんです。
そして、そのお菓子屋さんのすべてで「川渡餅」ののぼりが出ていて、正直どこにしようか迷いますよね。
ていうか、どこも同じでしょう。
と思いつつ、「どこにしようかな」と歩いているうちに駅前のお店にたどり着きました。
駅まで来てしまったと言った方が正しいかもしれませんが。
これが川渡餅です。
いわゆる「おはぎ」と同じような感じです。
漉し餡と粒餡の2種類。
こうしてパックに入って売っています。
お店の人は「いくつでもご希望をおっしゃってください。」と言われましたが、縁起物だし、甘いものは嫌いではないので、一番小さい6個入りを買いました。
840円。
だったかな?
おいしいです。
で、せっかく駅前まで来たことだし、ということで軽く行ってみようかしら。
そう思いまして、軽くヒトカラ。
わかります?
一人カラオケです。
今ね、石川さゆりさんのこの歌を覚えたいのです。
筒石も親不知も出てくるんですよ。
すごいと思いませんか?
今日は一日寒い雨。
2つ3つ先の駅ぐらいまでは雪が来てそうです。
トキ鉄もはねうまラインの山の方で積雪による倒木で列車が一時動かなくなりました。
ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。
明日から12月。
いよいよ冬に突入です。
https://www.youtube.com/watch?v=98ooBY3J-zo
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