今日はブラ鳥 二本木編

今日は「社長がご案内するぶらり途中下車の旅」、略して「ブラ鳥」の二本木編でした。

16名の皆様方にご参加いただきました。

朝8時半に上越妙高駅に集合して、413系の観光急行の車両を使用した快速列車で関山駅へ。
今日は子鉄くんも参加。
降りたら発車していく電車をきちんとお見送りするのが儀式です。

関山駅は現在の場所から数百メートル離れたところに旧駅が残っています。
ここはスイッチバックの駅でしたが、貨物輸送が廃止され、機関車がけん引する列車から電車列車に移り変わった昭和50年代初頭に、スイッチバックである必要がなくなったため、今の場所に新駅ができて廃駅となったところです。

でも、実はここの線路はまだ生きていて、勝手に入ることができませんので、列車と列車の間合いを見計らって「線路閉鎖」という手続きを取って立ち入りが許されるのです。

ということで旧駅の線路内に立ち入っていろいろと説明をする私です。
子鉄くんは缶詰にするのでしょうか? 線路の石を熱心に探しています。

見学をしていると地元のお爺さんがやってきました。
関山旧駅地区の町内会の後藤さんという方で、地域の文化を守る活動をされていらっします。
「おや、社長さん。今日はどうしましたか?」
「関山の旧駅のことを皆様に知っていただきたくて、お客様をお連れしました。」
てな感じで、本当はもっとゆっくりとお話をお聞きしたかったのですが、先を急ぐもので今日のところは15分ほどで失礼させていただきました。

関山駅に戻ったら田島塗りが来た。
この電車で一駅、二本木へ戻ります。

二本木駅では東條駅長さんが皆様方をお出迎え。
駅構内の説明をいろいろしていただいていると、雪月花が到着しました。

そしてスペシャルゲストも登場です。

実は今日は二本木駅で地域の皆様方が鉄道まつりを開催していただいて、スペシャルゲストはそれに合わせてトキめき鉄道がお招きしたのであります。

駅前広場で東條駅長さんが登録有形文化財である駅舎などの説明をしてくれています。
この後、ブラ鳥の皆様方はひと通りイベントを見学の後、新潟県でも5本の指に入ると言われている有名な焼肉屋さんでお昼御飯です。

私はイベント会場に残って地域の皆様方とのふれあいタイム。

「あら、社長さん、寄って行って。」
といろいろ声をかけられて、ラムネ、から揚げ、たい焼き、カレーなどなど、お腹いっぱいになりました。

上越市の中川市長さんもいらっしゃいました。
大阪からイベントに駆けつけてくれている吉田さんとも記念撮影。
市長さん、実は鉄で、吉田さんとも話が合って、私は驚きました。

「クハとか、クモハとか、基本的なことは私はわかりますよ。」
と市長さん。

「私は全国いろいろなところのイベントへ出かけていますが、こういう地域のイベントに市長さんがいらっしゃるのは見たことも聞いたこともありませんよ。」と吉田さん。

まぁ、ふつうはいらしたとしても一回りして「公務のためにご退席になられます。」なんでしょうけど、中川市長さんの場合は本気モードで、あとで聞いたら2時間ぐらい滞在されて、地域の皆様とコミュニケーションを取られていらっしゃったようです。

議会中にもかかわらず、ご苦労様でした。

スペシャルゲストのお二人も、遠いところありがとうございました。

二本木イベント参加後は直江津に行きまして、直江津駅構内の秘密をいろいろと探索しました。
そして、急行3号のスイーツ列車に乗車。

ブラ鳥の皆様方には、10月から始まるプリンアラモードコースの、サービスの実験台になっていただきました。

鉄道ファンのおじさんたちがおいしそうにプリンアラモードを食べるシーンです。

そりゃそうですよね。
これはうまそうですから。

子鉄くんもお母さんと一緒に大満足です。
実は、この他にもコーヒーと焼き菓子のセットが付くのであります。

さて、本日はリクエストヘッドマーク。
「瑞彦」と書かれたヘッドマークがついていましたが、1号車指定席にご乗車されていたこの方が瑞彦さんです。

自分の名前を電車に着けて走るのって、相当素敵なことでしょうね。

瑞彦さん。
ご両親からよい名前を付けていただきましたね。
今日は良い記念日になったと思います。
ありがとうございました。

急行3号の折り返し市振駅で455神社の絵馬をかけて、糸魚川で記念撮影をして17:23に直江津駅に戻ったところでブラ鳥は終了となるのですが、本日は直江津D51レールパークの夜間開催ということで、皆様方とレールパークへ繰り出しました。

ナイトパークはたくさんの来場者で大賑わい。
特別設営の飲食コーナーも大人気です。

ひと月早いですが、ハロウィンの先取りということで、スタッフもみな笑顔で活躍していました。
ていうか、一部のスタッフはたぶん新しい世界を探しているのかもしれませんが。(爆)

ということで、朝から晩まで駆けずり回ってクタクタになったのでありますが、こんなにたくさんの皆様方の笑顔に出会えて、そんな疲れもどこへやら。

鉄道って、本当は楽しいものなのです。
鉄道は夢と希望を運ぶのですからね。

それが、なぜか心がくすんだ大人たちの手にかかると、厄介者になってしまうのです。

でも、トキ鉄は、地域の皆様方、ファンの皆様方とともに、夢と希望を乗せて笑顔を運んでいるのであります。

本日ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

スタッフの皆様、たいへんお疲れ様でございました。

二本木の鉄道まつりの皆様、お疲れ様でございました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。