上越に冬がやって来た。

小松空港雪のため着陸できない場合は、伊丹空港に向かうか、那覇空港に引き返すことが予想されます。

那覇空港を離陸する前に機内でこんなアナウンスがありました。

伊丹空港は困るなあ。
どうせJRがまともに動いてないだろうから上越に帰れないよ、きっと。
だったら那覇に戻ってくれた方がありがたいなあ。

と、機内でうとうとしていたら降下態勢に入りました。

しばらくすると降下をやめて水平飛行に。

ポ~ン!

前から3列目の座席でしたから機長がクルーを呼ぶインターホンの音が聞こえる。
会話の内容まではわかりませんが、小松の状況だろうな。
しばらくホールドだな。

すると、「小松空港雪のため、しばらく上空で待機して天候の回復を待ちます。」と、アナウンス。

調べてみると、この状況。

01/26 13:00
METAR RJNK 260400Z 23007KT 0400 R24/1100VP1800D SHGSSN VV003 00/M00
Q1020 RETS RMK A3013 R1400 SNOW PELLETS=

専門用語でごめんなさいね。
小松空港の気象情報です。
視程400m、雪とミゾレ、雲の高さ90m、雷雲も出てるのね。

今は機内でWifiが使えるから便利ですね。

直前に到着する羽田からの全日空があったな。
調べてみると・・・

あら、羽田に帰っちゃった。
それも着陸態勢に入ることなく、そのままさようなら。

ここまで着陸前のブリーフィング。

まあ、しばらく待ってダメなら伊丹だな。
いや、やっぱ那覇がいい。

というのも、南国のパイロットにとって雪国はある種鬼門でもありまして、フロリダ航空のポトマック川の事故が頭をよぎりましたから、「無理しないでね。」って感じ。

でも、結果としてこんな雲が低い中、ちゃんと降りていただきました。

滑走路の路面が全く見えない中。
すごいなあ。

でも、おとといの事故の教訓があるのでしょう。
着陸後、滑走路上で一旦停止。
ふつうはこんなこと有り得ないんですが。
そして一呼吸おいてから地上滑走。

通常は2~3分あればスポットに入れるんですが、今日はそろりそろりと15分かけて到着しました。

ありがたやありがたやです。

空港のバス乗り場もこんな感じ。

金沢からの新幹線の車窓も雪、雪、雪。

お家に帰っても雪、雪、雪です。

新潟県は先月大雪に見舞われましたが、あれは越後湯沢、長岡、そして柏崎方面でして、上越地域は奇跡的にまぬがれて高田や直江津は積雪ゼロでしたから、地元の皆さんの発信を見ていると、「上越に冬がやって来た。」と口をそろえて言われています。

私にとっては4度目の新潟の冬。

4日ぶりに帰ってきたら水道が凍結していて、困ったなあ。

お風呂の水は抜かないでおいたから、トイレだけは使おうと思えば使えるけど。
ガスも使えるけど、4日前の残り湯じゃあ追い炊きできても入りたくないし。
シャワーも使えないし。
不動産管理会社に電話して、ホテル泊まって良いですか?とか聞いて、じゃあ、予約するぞと思ったら、少ししたら水が出た。

あれは何だったんだろう。

南国帰りのノー天気なひとり言です。