今日は8月12日

御巣鷹山の墜落事故から37年です。

私の子供の頃は8月15日の終戦の日がメモリアルデーでしたが、37年前から今日がメモリアルデーになりました。

520人が亡くなるという最悪の航空機事故。
この事故はいろいろな教訓を含んでいます。

でも、私は毎年思うのです。
日本の航空機事故は御巣鷹山だけではなくて、思い出すだけでも全日空羽田沖、全日空松山沖、全日空雫石、東亜国内航空函館、日本航空モスクワ、日本航空ニューデリー、日本航空クアラルンプール、日本航空羽田沖逆噴射などなど。
もっと遡ると日本航空もく星号大原三原山、全日空下田沖、全日空名古屋、全日空板付。
外国航空会社の国内の事故としてはカナダ太平洋航空、BOAC、中華航空などなどたくさんの飛行機が落ちていて、たくさんの人が亡くなっているのです。

だから、私としては、どうもこの御巣鷹山だけが強調されるのはいかがなものかと以前から思っているわけで、なぜなら、人の命の重さは同じだから。

でも、その後を見ると、日本の航空会社はこの御巣鷹山の事故以来、乗客の死亡を伴う大きな事故を起こしていないのですから、そういう意味で、この事故の教訓は確かにきちんと受け継がれているのだと考えるのであります。

37年前の今日、私は25歳。
すでにカミさんと子供がいて、仕事を終えて家に帰ってきたところでこのニュース速報。
当時から出張等で飛行機をふだん使いしていた私としては、背筋に戦慄が走りました。

JA8119という機体には以前に私も札幌―羽田で搭乗経験があって、その時の座席は確か54D。
空席待ちで窓側が取れず、「なんだかな~」と思いましたが、その席に座っていた方は数少ない生存者のようでした。
なんだか恐ろしい気持ちがしました。

そんなことを思い出した今宵です。

皆さんお盆で帰省されているようですが、台風も近づいてきております。
東北地方もたいへんですが、これ以上大きな被害が出ないことを祈っています。

今日の「しらゆき」は「いなほ」の編成が入って来ていました。
平日でしたがレールパークも開園して、予想以上にたくさんの方々にご来園いただきました。

今日の機関士はナベちゃん。
元学校の先生。
40過ぎに私に出会って人生を狂わされたナベちゃん。

教え子たちに夢に向かって進むことのすばらしさを伝えていただきたいと思っています。

「先生は頑張っているんだぞ!」

盛夏

皆様どうぞお体をご自愛ください。