トキめき鉄道の観光急行には「四五五神社」というのがあって、お賽銭箱が設置してあるのは皆様ご存じと思いますが、実はこの神社、どうやらたいそうな御利益があるそうなんです。
その証拠をご覧いただきましょう。
昨日の納涼列車です。
私と春田部長が前職時代に台湾国鉄と姉妹鉄道締結を結びまして、日本からたくさんのお客様を台湾にお連れして、台湾の鉄道のすばらしさを長年にわたってご紹介してきているのですが、昨今のコロナ状況で、台湾国鉄の旅行をすることができません。
そこで、台湾鉄道ファンの皆様方が年に数回、私と春田さんがいるトキめき鉄道を訪ねてきてくれまして、台湾鉄道の旅同窓会を開いてくれているのですが、昨日の納涼列車にも15名様ほどご乗車いただきました。
(納涼列車を含む飲食を提供するイベント列車は、ご乗車の前に全員の皆様方の健康確認、検温、消毒の上車内にお入りいただいております。)
この納涼急行はお一人様のご参加費用が6800円。
直江津と糸魚川を急行列車の指定席で往復して、このお弁当が出て、お酒飲み放題ですから、どうですか?
何しろ、直江津-糸魚川を急行列車の指定席で往復すると3800円ですからね。
これだけでもうすでにご利益があると思われます。
さて、車内にあります四五五神社ですが、お客様は皆様お賽銭を入れてくれるのです。
3両編成の車内を回ってみて、お賽銭を入れてくれた人たちの中から、了解を得た方々の写真を載せますね。
いかがでしょうか。
この四五五神社の御利益を噂に聞きつけて皆様ご乗車いただいてお参りをしてくださるのです。
若い学生さんのような方が千円札を入れようとしますので、私は「やめとけ。」「無理するな。」「おつりは出ないよ。」と言いつつ車内を回っておりまして、でも、皆様方のお気持ちがこんなにたくさんになるのです。
これ、すなわち御利益の証拠でしょう。
何しろ、うらぶれた廃れたような神様ではご利益など貰えそうにありませんからね。
ちなみにこの四五五神社ですが、設置に当たり直江津の有名な神社の神主先生にご相談に行きましたところ、「神社はどこに作ってもいいんですよ。会社や工場などにもあるでしょう。届け出も何も要りません。どうぞやってみなさい。」ということでした。
考えてみればしなの鉄道さんの軽井沢駅にもあるし、博多駅の上のデパートの屋上にもありますからね。
そうしたら、噂が広まりまして、皆様がこのように全国からお参りに訪れるようになったのです。
お参り電車といえば参詣特急として京成電鉄や近鉄が昔から走らせていますが、それはご利益があるお寺や神社にお参りに行く善男善女が利用する列車ですが、トキめき鉄道の観光急行の場合は、電車に乗ることがすなわちお参りなのでありますから、こういう電車はおそらく日本で唯一なのではないでしょうか。
ところで、以前からお客様方からの強い要望がありました。
「わざわざお参りに行くためには新幹線に乗って行くのでお金も時間もかかる。行かなくてもお参りできるようにして欲しい。」
確かにそうですね。
トキめき鉄道を応援していただこうという善男善女の皆様方が、東京からなら片道1万円、往復で2万円も新幹線に払うならば、その分をお賽銭にした方がもっとご利益がありそうですからね。
ということで、わざわざ新潟県までいらっしゃらなくてもご自宅に居ながらご利益をいただけるシステムを作りましたので、どうぞご利用ください。
ちなみに、神様の御利益というのはお客様ご本人の価値観に基づく判断によるものであり、トキめき鉄道としてその御利益を保証するものではなく、推奨するものでもございません。あくまでもご本人の楽しみの一つとしてご利用ください。(と、一応断っておきます。)
最近のコメント