立派な社長になれますように

駅からの帰り道
今年も七夕の飾り付けが並んでいます。

みんなたくさん願い事が書いてありますね。


なれるよ。大丈夫だよ。


乗れる乗れる。おじさんが乗せてあげる。


あなたならなれますよ。


???
よくわからないけれどきっと手に入る。


大丈夫。
線路の石が宝石になる時代だから。


てなことを、赤ちょうちんから出てきたおじさんはふらふら歩きながら思うのであります。


本日の上越タイムスさん。
赤字で苦しむトキ鉄と北越急行に応援の記事を書いてくれました。

このままじゃどうにもならないでしょう。
何とかしないといけませんね。
という内容の記事。

正しいものの見方です。

トキ鉄の赤字を解消できないお前は社長としての能力に欠けている。失格だ。

そういうことを言う地域の重鎮の方もいらっしゃいますが、最近の私ははっきり申し上げることにしています。
「トキ鉄は並行在来線です。開業前にきちんと維持管理できる仕組みを作ってこなかったのはどなたですか?」とね。

並行在来線というのは新幹線開業後には絶対に黒字にならないとJRが判断した在来線を地域が引き受けたものですからね。

「赤字はけしからんというあなたが間違っていますよ。なぜなら新幹線ができた後も黒字が見込まれるとすれば、たとえ並行在来線でも長野-篠ノ井間のように第3セクターにはなっていないのですから。」

これ、正解なんです。
でも、地域の偉い人に面と向かって正解を言うと、煙たがられて、時には排除される力が働くこともあるわけで、これは全国共通の法則で、地方創生の障害になっているのであります。

ということを、上越タイムスさんがそれとなく書いてくれたのでありますから、感謝感謝なのであります。

何しろ、日経や朝日は誰も読んでなくても、上越タイムスは皆さん読んでくれていますからね。

でもね、大切なのはどんな時でも夢と希望を持って前に進むということで、いちいちくよくよしていても始まらないのであります。

そんな私は鉄道を通して、皆様方に夢と希望を持っていただきたいと考えているわけでして、そうすれば、鉄道が皆様方のお役に立てると信じているのであります。

こんな列車で見る夢は、いったいどんな夢なんだろうな。

「立派な社長になれますように。」

だったらいいな。