朝から夕まで455 初日報告

今日から始まりました「朝から夕まで455」。
8:43直江津発の快速列車から急行4号の直江津着17:08まで8時間25分を乗り続ける企画です。

実は私は7月の運転開始から朝から夕まで乗り続けるのは今まで2回あります。
各種サービスが計画通りにちゃんとできるのかどうかを確認するため、本日は3回目の1日6列車の乗車となりました。


第1列車目。
快速列車妙高高原行です。
写っているのは参加者に配布される特製のしおりです。


ボックスシートには指定席のお客様が1人ずつ座って直江津を発車です。


今日は妙高山は見えませんでしたが、快速列車は定刻に妙高高原駅に到着。
ここからは第2列車です。


直江津からは3列車目。
急行1号はヘッドマークは「ひめかわ」です。


北越急行方面からの列車が到着するとたくさんのお客様がやってきました。

能生では能水商店さんが水産高校の生徒さんたちが作ったお土産品を販売。毎度おなじみの笹寿司はなかなか好調で今日も30個以上が売れていました。

実は今回の「朝から夕まで455」のハイライトの一つがここ能生駅から搭載する熱々のカニ釜飯。
この段取りが一番気をもんでいたところでしたが、問題なくスムーズに進みました。


こちらがそのカニ釜飯です。
名付けて「運転停車釜飯」。特製の掛け紙が目を引きます。
仕出し状態でホームから積み込んでお客様ご自身でお召し上がりいただくスタイルです。
カニ汁付きですよ。

ということでカニ釜飯をお楽しみいただきながら列車は市振に到着。
ここからは4列車目になる急行2号です。


市振駅のホームからは日本海はきれいに見えました。


急行2号は糸魚川で雪月花と出会います。
雪月花は折り返しの準備中で大忙しの時間ですが、ちょっとだけお邪魔して車内からパチリ。


名立では清流を見ながら一息入れる15分停車です。


有間川のきれいな海岸線を見ながら列車は直江津に戻りました。


直江津からは5列車目となる急行3号。
その前に2番線の調理室でコーヒーを落として積み込みます。
車内にある白い箱は釜飯の使用後の釜などを返却するものが入っています。


急行3号の能生の停車中にその釜の箱を下ろして、ココからもう一つのサービスが始まります。


それがこちら。
高田の宇喜世さんという百年料亭でデザートに出している特別なスイーツ。
「あんショコラ」です。

これが実にコーヒーによく合うのです。

お客様からは「至れり尽くせりですね。」と感嘆の声。
広告に謳っていたプチスイーツがこちらです。
今どき列車の中でホットコーヒーを飲めるというのも貴重な体験ですからね。
皆様大満足でした。
何しろ、カップにもスイーツ用の楊子にもいろいろ仕掛けがありますもので、心をくすぐり続けます。


ということで折り返しの糸魚川からは6列車目となる急行4号。


交直セクションを通過して夕方の海を見ながら17:08に直江津に到着して8時間25分の列車の旅が終了しました。

ということで、指定席にご乗車いただきましたお客様に配布したしおりがこちらです。


2つ折りになっていますが、6つの列車の硬券指定席券がセットされていて、中には昭和の長距離急行のランキングが。
それによると大阪発博多行の急行「つくし1号」がトキ鉄の快速列車と同じ8:43発。
終着の博多に到着したのが18:23でしたから乗車時間は9時間40分。
「朝から夕まで455」は8時間25分ですからちょっと足りませんね。

大阪から博多まで9時間40分かかっていたのも驚きですが、それに匹敵する乗車体験を昼行急行で体験できるのも今の時代は貴重です。

1日乗ってみてサービスする側としては少々疲れましたが、こういう貴重な体験が商品になるというのは私としては納得いたしました。

ということで、この「朝から夕まで455」ですが11月以降も続けようと思います。
何しろ申し込み開始とほぼ同時に10月末まで満席になってしまうぐらいですから需要はアリアリですね。

つくし1号に負けるのはちょっと癪ですから、特定日には納涼列車のダイヤでもう1往復して乗車時間10時間のコースを作りたいと考えております。

ご乗車の皆様、本日はありがとうございました。
そしてお疲れさまでした。

この「朝から夕まで455」は明日も続きます。
1号車のボックスシートは指定席となりますので、一般のお客様は2~3号車にご乗車くださいますようよろしくお願いいたします。