雪月花はクセになる。

まずは御礼。

昨日発売した企画切符「朝から夕まで455」(9~10月の観光急行運行日)ですが、おかげさまでほぼ瞬殺で満席となりました。
1席単位でネットで在庫管理をしていますので、時々キャンセルが出るかもしれません。
空席狙いの方はどうぞこちらにてチェックしてください。

えちごトキめき鉄道予約サイト

さて、表題の雪月花ですが、私は就任してまもなく2年になりますが、この間に5回ほど乗車しています。
もちろん自腹ですよ。
自分でお金を払って自分の会社の商品を買う。
これは当たり前のことなんですが、でも何となくバカらしく思う人もいるかもしれません。

ところが、この雪月花という商品は、自分でお金を出してもまた乗りたくなるから不思議です。

つまりクセになるのです。

これは乗ってみなければわかりません。

お料理がおいしいとか、サービスが良いとか、そういうことは基本ベースです。
2万円近い金額を払うのですから、いうなれば当たり前かもしれません。

だからと言って「高い買い物をしているんだから当たり前だろう。」というような成金感覚は今の人たちにはあまりいらっしゃらないようですが、これ、昭和の時代には結構いたんですよ。「俺は客だ。」「お客様は神様だぞ。」というような人たちね。
でも、今の雪月花に乗られるお客様の層としては、そういう成金的な人はお見受けしませんが、とにかくリピーターが多い。
中には20回以上乗られているという方もいらして、ニコニコしてご乗車いただいているのです。

かく言う私も2年間で5回。
それほどリピーターというわけでもありませんが、乗るたびに「良いな~」と思うのであります。

私が乗るときはだいたいおじさんたちの旅なのですが、こういう列車にはきれいなお姉さんとお忍びで乗りたいなあと思うのでありますが、自分の会社ですから面が割れていてお忍びにはなりませんね。

以前から私はいろいろなところで面が割れていまして、ずっと以前に北海道で特急「オホーツク」にカミさんと一緒に乗っていた時ですが、検札に回ってきた車掌さんが私の前で立ち止まって、「あれ、鳥塚さん、こんにちは。」と言ったんです。
うちのカミさん、そういうの大っ嫌いでして、何で北海度の田舎で特急列車に乗っているときに車掌さんが知り合いなの? となりまして。

ヨーロッパに行くときもですね、当然自分の会社の飛行機で行くわけです。
そうするとクルーがみんな顔見知り。
入れ替わり立ち代わり席にやって来て、「こんにちは。」「何かお手伝いはありませんか?」
カミさん的にはそういうの好まないのですが、極めつけは到着したヒースロー空港で、「おや、こんにちは。」ですから、うちのカミさんは私と一緒に旅行はしなくなりました。

そういう人は雪月花のような知らない土地を走る知らない列車にぶらりと乗って、楽しまれるのも良いのではないでしょうか。

私の仲良しの友達で温泉ビューティー研究家の石井宏子さんが実は鉄子さんでして、もう何度も雪月花にお乗りいただいていまして、こう言われました。

「こういう観光列車ってね、女性の一人旅ってなかなか乗りづらいのよ。」
確かにそうかもしれません。
「でも、雪月花にはそういう雰囲気がなくて、女性が一人で乗りやすい。」
ふむふむ。
「鳥塚さん、女の人が一人で乗れる観光列車って大事ですよ。」

男性からは気が付かないポイントですね。

ということで、雪月花って、とにかくクセになる。
それが不思議な魅力です。

ウソだと思ったらぜひ一度ご乗車ください。
百聞は一見に如かず。
JRの超豪華列車に比べたらお安いものです。

秋から冬にかけて、景色もお食事も素敵になります。

皆様、ぜひぜひ。

クセになりますよ。

雪月花のどこがクセになるのかは皆さんご自身でお探しください。

只今ご予約受付中の雪月花コース。
ワクチンの進行具合を見越してか、けっこう先までご予約が入ってきておりますが、まだまだ空席もございます。


昨日は北越急行に乗り入れて十日町へ行きました。

こういう特別コースも時々走りますよ。