新潟県の新型コロナウイルス感染症「特別警戒」により学校の部活が休止となり、一斉下校が今日から始まりました。
これに伴い、トキめき鉄道でははねうまラインの夕方の列車1往復を2両から4両編成に増結して対応する措置をとるというお話を昨日させていただきました。
今日はその初日ということで気になっていたのですが、運輸部と営業部が高田駅に応援に行くということで、私も一緒に現場に立ってみました。
トキめき鉄道で一番輸送量が多いのが高田-直江津間で、下校列車となると高田から直江津方面の列車が大変混雑します。新井、妙高高原方面はほぼ問題にならないのですが、高田での直江津方面への列車の乗車がうまくできるかどうかが一番心配で、運輸と営業の応援部隊もそこに集中して誘導に当たりました。
一斉下校というと3時過ぎに学校が終わりますから、4時少し前ぐらいから高田駅が下校の生徒さんで混雑し始めました。
16:11発 2359M
この電車はふだんはガラガラなのですが、それなりに前倒しで乗っていただきました。
問題なくスムーズでした。
交換する16:10発の2330Mは4両編成に増結した列車。
この列車が新井に行って戻って来るのがピークの時間帯になります。
16:42発 2359M
駅は16:20ぐらいから混み始めました。
こりゃあヤバイぞと見ていましたが、ホームにはたくさんの生徒さんで混雑しています。
もしかして、早く帰れという学校の指示が、この列車が4両になったとインフォメーションされていたのかもしれません。
列車到着と同時に我先にと乗り込む生徒さんたち。
「降りる人が先ですよ。」という基本的なことも浸透していません。
田舎あるあるかもしれません。
とてもじゃないけど乗せきれそうにないので、アナウンスで「北越急行に接続のお客様はご乗車ください。」「信越線方面、ひすいライン方面の列車へ乗り継ぎのお客様は次の列車でも同じですので次の列車をご利用ください。」とお客様を誘導しました。
2359Mは結局60名ほどのお客様に次の列車にお乗りいただくことで発車いたしました。
17:17発 2331M
この列車が増結対応した列車です。
やはり皆さんこの列車に向けて下校してきたのでしょうか。
ホームはたくさんの生徒さんで混雑しています。
列車が到着しました。
4両編成なのでホームを長く使ってお待ちいただきましたので、先ほどのような混雑もありません。
皆様にスムーズにご乗車いただき、列車は発車していきました。
やはり、この列車を増結対応しておいて正解でした。
部活なしの一斉下校ですのでほぼこの電車で下校の生徒さんのピークは終了。
あとは寄り道をして帰る人がいるぐらいでしょう。
20m3扉車で車内はロングシートですから都会育ちの私から見たらもっと乗れるだろうと思うのですが、田舎あるあるで混雑している電車を見ただけで「もう無理。やめとこう。」という生徒さんが結構いるのと、ただ、今の高校生はほとんどリュックサックなので、山手線や中央線のような詰め込み方式は通用しないということもあって、こんな感じなのだろうというのが私の印象でした。
とりあえずこの状況を月曜日に学校へ報告して、混む電車、混まない電車をお伝えすることで、生徒さんたちがスムーズに下校できるようにしたいと思います。
それにしても学校ごとに分散して時間差で下校指導されているようで、大きな混乱もなく初日は終了しました。
学校とトキ鉄が連携して対応できる関係になっているのを目の当たりにしまして、地域鉄道としての使命はきちんと果たしているのではないかと、うちのスタッフの努力をきちんと評価してあげたいと思いました。
学校関係者の皆様、通学生の皆様、ご協力いただきましてありがとうございました。
最近のコメント