今夜は金沢泊りです。
もちろんお仕事ですよ。
上越に来てから金沢が近くなりました。
新幹線に乗れば1時間ですから、年に何度も来ます。
でも、まぁ、そのほどんとは日帰りなんですが、今夜は仕事の打ち合わせがありましたのでお泊りです。(帰って帰れないこともありませんが。)
観光関連の仕事をしていると金沢という所は無敵だということを思い知らされます。
新潟県が観光で金沢に勝とうと思ったって絶対に無理です。
百年経っても絶対に勝てません。
金沢という所は、とにかく文化の奥が深い。
上っ面の観光では勝てないのです。
だったらどうするか。
1:ハナから観光で金沢と勝負しない。
2:金沢に勝てる分野を探す。
3:他へ行く。
まぁ、いろいろ考えられると思いますが、私としては金沢と勝負をすることをしないというのが一番だと思います。でも、あきらめるのではなく金沢に勝てる分野を探すというのも大事だと思いますよ。
今から17年前の2004年に金沢の車両基地で撮影した1枚です。
私のお気に入りの写真。
パソコンの待ち受けにしています。
あぁ、良い時代でしたね。
こんな時代が懐かしい。
今、こんな電車が走っていたら絶対に鉄道ファンがたくさん集まるんだけどなあ。
そう思いませんか?
でも、よく見ると右にも左にも455が。
そう、この455が今、直江津にあるのです。
ということは、金沢にないものがあるということになりますよね。
今日、こちらの財界の方とお話をさせていただきましたが、その時にこう言われました。
「七尾線で走っていた電車がなんだかとても貴重だって聞いたんですけど、もうないんですか? 今からJRに交渉しても間に合いませんか?」
私はこう答えました。
「無理だと思いますよ。全部解体が決まっていますから。」
でも、金沢の企業経営者の方が「貴重な電車」とおっしゃる電車がトキめき鉄道にはあるのです。
だったら、これは使えるでしょう。
新潟県が金沢に勝負を挑んでも勝てる。
それがトキ鉄にあるのです。
わかりますか? 皆さん。
百年かかっても絶対にかなわない金沢ですが、どうもそうじゃないらしい。
それがトキめき鉄道にあるのです。
そういうことを理解できるかどうか。
これが物の価値なのです。
まぁ、理解できないかもしれませんが、それはそれでよいでしょう。
歴史とか風景とか名物とか、通り一遍の「観光」をやるような戦略しか持っていないとすれば、最初から勝負を挑まなければ良いのですし、かく言う私も最初から観光で金沢には勝負しようなどと考えておりませんからね。
私が勝負する相手は全国なのでありますから。
ということで、金沢の夜は更けてまいります。
どこにも出かけませんけどね。
そこらへんで飲んでいると後からいろいろ言われるのが今の世の常。
夜ごとに繰り出してブイブイ言わせる大関ではありません。
コンビニでお酒を買ってホテルで飲んでいるだけでございます。
でも、戦略はしっかりと立てているのです。
新潟県が金沢に勝てるかもしれない一手。
それがトキめき鉄道なのであります。
皆様、今週もお仕事お疲れ様でございました。
どうぞよい週末をお過ごしください。
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