緊急事態宣言 Again !!

ゴールデンウィークを前に3回目の緊急事態宣言が発出されました。

5月11日までという時限宣言に菅総理の苦悩が感じられます。
政権与党のリーダーのような方は何をやっても良く言われることはありません。
反対に上げ足を取られて悪く言われることの方が多いですから大変ですよね。

でも、大変と言えば国民生活の方がもっと大変で、移動や行動を制限されれば、それに付随して経済が止まりますから打撃が大きい。
ではなぜ大きな打撃を受けるにもかかわらず移動や行動を制限するかと言えば、ウイルスというのは人が移動や行動をすることによって広まるからです。

だったら、移動や行動をする人たちにまずワクチンを打たせるべきで、高齢者は移動や行動が若者よりも少ないわけですから、高齢者よりも経済活動、生産活動の中心である年齢層の人たちからワクチンを打つべきであって、そうしない限りはいつまでたっても感染の広がりは収まらない。
第4弾、第5弾の緊急事態宣言になるでしょう。

ではなぜ高齢者を優先してワクチン接種をするかというと、年寄りは敬うべきだというような儒教的な考えは別として、高齢者が集まっているホームやサ高住で感染が広まると一気にクラスターとなってしまい、そうなると医療が崩壊してしまうから。
今、感染症の専門家というのはお医者さんですから、医療崩壊が一番恐ろしい。
だからすべての判断基準が「医療崩壊を防ぐこと」を最優先としているから。

本当であれば専門家の皆さんは特効薬の開発とかワクチンをもっと一般にいきわたらせるだけ確保することに尽力するべきではないかと思うのですが、どうやら日本はワクチンの配給ルートでプライオリティーを失っているようで、諸外国から大きく後れを取っているからワクチンそのものが入ってこない。
だから、若い人たちに行動制限をお願いするしかないわけです。

というのが私の個人的な見方です。

とまあ、いろいろなことを考えているのでありますが、では国民の99パーセントがワクチン接種を終了しているイスラエルはどうかというと、変異ウイルスが思ったよりも早く広がり始めているらしい。ワクチンを打った人の方がワクチンを打たない人よりも数倍変異ウイルスにかかりやすいと言い始めているらしい。
らしいというのはネットニュースでそう言っていたからでありますが、いったい何が正しくて、何が幸せなのかがわからなくなってきているのです。

ワクチン接種で世界に遅れている日本が、変異株が蔓延しだしたらもしかしたらワクチンを接種していなかった方が感染率が低くなるかもしれない。
いったい何が正しくて、何が幸せなのかは、今のところ神のみぞ知るのであります。

東京駅のグランスタ。
ガラガラです。
一部店舗は休業中。
政府や東京都の要請に従って休業しているというよりも、これじゃあ商売にならないからやめちまえ的な感じに見えますね。

新幹線の改札口。
ガラガラです。

ホームもガラガラ。
これじゃあ最大手の鉄道会社も時間の問題です。
その前にこっちが先にアウトになりますが。

新幹線だけじゃないです。
こちらは在来線ホーム。

昔、「点と線」という小説がありました。
東京駅で1日僅か数分間だけ、向こうのホームが見渡せる時間があるというお話でしたが、日曜日の日中時間帯は本当なら賑わう時間にもかかわらず人影もまばらで向こうのホームまで楽々見渡せますね。

こりゃ、ヤバいですよ。

昨日流れていたニュースがこちら。

USJ、25日から『臨時休業』 テーマパークへの”無観客”開催の要請に「意図をはかりかねている」

無観客開催を要請って何?

結局、休業要請をすると休業補償をしなければなりませんから、お金を払いたくない。だから休業要請じゃなくて無観客開催を要請と見て取れます。

こんな時にこういうセコイことをしているようでは駄目でしょう。

結局、お金を払いたくない。
でも感染は防止しなければならない。

この国はいつのころからか何も決められない国になってしまっているのです。
だから1年前から学者の言うことが先行して何も変わっていない。

困ったもんだ。

だから、私は決めます。

直江津D51レールパークは予定通り4月29日にオープンします。

列車や飛行機などの交通機関はクラスター化していないこと、きちんと感染防止対策を実施していること、屋外開催で基本的に密にはならないからです。

もともと休業要請は来ておりませんし、なんだかんだでコロナで3億円近く減収になっていて、その補填も話すらありませんから。
雇用を守らなければならないことと、こういう時代だからこそ皆様方に身近で喜んでいただきたい。
何しろ地元の皆さんだって本当なら遠くへ出かけたいのに、それができないのですからね。

世の中、何が幸せかわかりませんから、そういう時はきちんとリスクヘッジを取りながら前に進むしかないのです。