修学旅行で雪月花

今日は新潟県胎内市の黒川中学校の皆さんが修学旅行で雪月花にご乗車いただきました。

黒川中学校へは事前の打ち合わせで2月24日にお伺いさせていただいております。

2月24日のブログ

生徒さんたちとはこの時に一度お会いしていますので、今日はうれしい再会となりました。

待望の修学旅行。
そして雪月花。
皆嬉しそうでしたね。

黒川中学校は去年はコロナで修学旅行が中止になったようですが、何とか今年は実現したい。でも、東京や大阪へは行かれない。だったら県内でどうでしょうか。
そういう需要があるんですよね。

つまり需要の創造。需要の開拓です。

「観光列車は都会からの観光客が来ないから運休です。」

こんなことを言っていたら会社が維持できません。
都会からの観光客が来ないということは、地元の人たちだって都会へ旅行に行くことはできないということですから、トキ鉄は去年の夏から地元需要の掘り起こしを行っていて、ビール列車や夜行列車、地元の人たち向けのレストラン雪月花などなど、考えられるいろいろな手を打っています。

格安コースを作ったり修学旅行生を雪月花に乗せるなんてブランドが崩れるといった意見も一時はありました。
でも、車庫に寝かせているだけじゃ能無しですから、つまりは何とかしなければなりません。

そして、何とかするのが経営ですから、コロナ禍でも新しい試みを次々と打っていくしかないのです。

需要として私が描いているのはこうです。

修学旅行の子供たちがたくさん写真を撮ってお父さんお母さんに報告する。

お父さんお母さんがうらやましがる。

お父さんお母さん用の雪月花ツアーを組む。

地元で広まる。

来年の修学旅行も雪月花にしようという話になる。

次の学年のお父さんお母さんたちがあらかじめ視察に来る。

来年も修学旅行の貸し切りがある。

これを県内の中学校のいくつかに営業をかけると、10校集まれば年間30回の貸し切りができるのであります。

つまり、需要の創造ということなのです。

まぁ、それは商売のお話でありますが、修学旅行の素晴らしいところは、生徒さんたちの一生の思い出になるということ。
皆さんもそうだと思いますが、私も60になっても修学旅行のことは断片的にですけど覚えていますよ。
薬師寺のお坊さんの話を聞いたとか。

新潟県の子供たちが、新潟県の思い出を一生持ち続けるということは、私は新潟県の事業者としてとても大切なことだと思うのであります。

コロナは人類共通ですから条件としては平等です。

業種にもよりますが、なりふり構わず何でもやっていくしかありません。
じゃなければ、店仕舞いしますか?

経営者に与えられた選択肢はそれほど多くはありませんね。

黒川中学校の皆さん、一生の思い出を作ってくださいね。