8月 梅雨明け レジ袋

8月に入ってやっと梅雨が明けましたね。

昨日はビール列車。
私も乗車してお客様と楽しませていただきました。
ビール列車到着後、2次会に行きまして、帰ってきたら正体不明。
ブログはお休みとなりました。

全国1万人の読者の皆様、すみませんでした。(ペコリ)

さて、昨日は午前中列車も止まるほどの大雨でしたが、梅雨が明けた今日はいいお天気。
実にすがすがしいので、お気に入りの場所に出かけてみました。

くびきの水田です。
ここは良いところですよね。
向こうに電車が走り去っていきました。

気温は30度行くか行かないかでしたので、それほど暑さも感じず、さわやかな風が吹いていました。

ところで、レジ袋有料化からひと月が経ちましたが、皆さんどうされていらっしゃいますか?

家から買い物に出かける時はエコバッグや再利用のレジ袋を持って行きますが、会社の帰り道や何かのついでの時には持っておりませんので、その時は3円か5円で袋を購入しています。
今日もこのお散歩の帰りにスーパーに立ち寄ったのですが、当然袋は持っておりませんので有料で購入しました。

例えばエコバッグが300円とか500円しますね。
1枚3円や5円のレジ袋なら100回分になりますから、エコバッグ100回使うことを考えたらその場その場でレジ袋を買った方が合理的ともいえます。

そんなことを言うと、お前は環境問題をどう考えているんだとおしかりを受けるかもしれませんが、確かに何でもお金を出して買えば済むという時代でもありません。

だからといってエコバッグは万能かというと、どうもそうではないらしい。
商品からドリップが出たり、野菜を入れたってなんだかんだでバッグの中が汚れます。
そういう汚れたバッグをいちいちお店の中に持ち込んでうろうろするのはいかがなものかという人も居ます。

つまり今の世の中は多様性の時代ですから、いろいろな人がいて、いろいろな考え方や価値観があるのですから、自分は正しくてお前は間違っているというのも一概に言えるものではありません。
根拠となる価値観から来ているわけですから、そう考えると誰も間違っていないのでしょう。

資源の問題か、環境の問題か、衛生面の問題か。

どこをとっても角が立ちそうな気がします。

ただ、私はレジ袋にはこの他にもいろいろな役割があると考えています。

例えば購買意欲の問題はどうでしょうか。

スーパーやコンビニの店内を歩き回って、いろいろな商品を買いますよね。
でも、私の場合はエコバックや買い物袋を持参していると、どうしても自分が持ってきた袋の大きさを基準として考えてしまいます。だから、入りきらない量は買わない。
ついでにこれも買おうかな、なんてことは思わない。

無駄がなくていいねえと思うかもしれませんが、これって意外に大きな問題だと思うのです。

なぜなら、売り上げが落ちるから。

みなさん無意識のうちに買い控えをするようになると、当然お店の売り上げが落ちます。

レジ袋5円というのは金額だけの問題ではなくて、なんとなくレジ袋を買うのに罪悪感を持っている人も出てくるでしょうから、そもそも袋を持っていないとお店にすら入らなくなる。

これは大問題だと思いませんか?

例えばですよ、自動車。
マイカーは皆さん何年乗るかは人それぞれだと思いますが、7年乗るとしましょう。
日曜ドライバーは別として、毎日車を使う人なら7年ぐらいすると距離も伸びてきますからそろそろ次の車をと考えるとします。
人がそういうことを考えるのはだいたい車検のタイミングですから、3年、2年、2年というサイクルで考える。
7年で車を買い換えようとしている人が、最近景気が悪いからもう少し乗ろうかと考えるとします。このもう少しというのは「次の車検まで」ということになりますから9年です。
つまり、7年で車を買い換えようという人が9年乗ろうと思うとすると、約3割車の売れ行きが落ちることになるのです。
9年乗ろうという人があと1回車検を取ろうと思うと約2割車が売れなくなる。
皆さんが節約志向になると、こういうことが起きるのです。

これが景気というやつで、景気というのは「気」ですから人間の気持ちに大きく左右される。
国がGo Toキャンペーンをやると言って大きな非難を受けていますが、これは「気」の問題を解決しなければという発想なわけで、「旅行気分を後押しすることで景気をよくしよう。」という点では私は間違っていないと思います。

スーパーマーケットの数字がどうなっているかというのは、コロナの影響もありますから対前年比でみてもレジ袋有料化による売り上げへの影響などということは数字には出てこないでしょうけど、売り上げを上げようとすること、景気を良くしようということに対しては、何らかのブレーキになっているのではないかと思います。

それともう一つ、私が気になっていること。

それは、セキュリティーの問題。

先ほど、個人個人が己の買い物袋をお店に持ち込むことの衛生的問題を言いましたが、セキュリティーというのはお店から出る時のお話し。

長年レジ袋をお店でもらう生活をしてきた人間からしてみると、レジ袋に商品を入れるということは、「お会計を済ませましたよ。」という証明だと考えています。
お店から出る時に、商品をレジ袋に入れていれば、「俺はちゃんとお金を払ったぞ。」と誰の目にも明らかなんですが、レジ袋を買わないで商品を手に持って店から出たり、あるいは再利用のレジ袋を持ってお店に入ったりすることによって、どこまでが購入済みの商品で、どれが会計を済ませていない商品なのかということの判別がつきにくくなるのですから、なんとなく、後ろめたいというか、自分の潔白を自分で示さなければならなくなる事態というのが来るような気がするのです。

コストコのように店舗の出口でレシートを提示して、買った商品とレシートをチェックするシステムでもあれば別ですが、たいていのスーパーにはそんな機能もありませんし、外国のスーパーのように一方通行で逆流できず、レジを通らなければお店の外に出られないという店舗もそう多くはありません。
私のようにレシートをすぐに捨ててしまう人間としては、やはりレジ袋を買った方が、つまり、わずか5円で身の潔白が証明できる。
そういう考えの人も居るのではないでしょうか。

レジ袋有料化から1か月。

そんなことを考えるスーパー大好きおじさんです。