「パズル小説®」の全国展開プロジェクト

私の友人で廣川州伸(ひろかわくにのぶ)さんという人がいます。

年は私より少しだけお兄さんで、私と同じく東京板橋御出身。
もう10年来のお付き合いをさせていただいております。

以前に彼の書いた 「大人のための寓話」 という本を紹介させていただいたことがありますが、本を何10冊も出している人で、数年前からオンデマンド出版などというものを始めたりして、とにかく新しいことを始めるのが好きな人。
ていうか、今の時代に本を何10冊も出している人ですから、時流を読むのが上手な人なんです。

その廣川さんが、以前から「謎解きクロス」というのをやっておりまして、日本全国に行ってはクロスワードで謎解きをしながら町歩きを展開するという「おもしろい遊び」なんです。
なぜ「おもしろい」に「」を付けたからかと言えば、私はあまりIQが高くないので、パズルとかゲームとか、頭を使う作業はどちらかというと苦手で、じっくり考え込むよりも、もっとさっさと先に進むような、早く決着がつくようなことが好きなものですから、「おもしろい」と「」でくくってみたのです。

ところが、新型コロナの影響で世の中が急激に変わりました。
これは否定できない事実です。
夏休みが始まって最初の4連休だというのに新幹線はガラガラ。
都会では再燃していて、どうやら長引きそうだなあという雰囲気が見えてきました。

そうなってくると、ニューノーマルだとか、新しい生活様式だとか、つまりは生き方を変えなければならなくなるわけで、今までのような生き方を今後も通そうと思ったら世間的にも角が立つし、いろいろなリスクに直面するという時代に、あっという間に変わってしまったのです。

今までのような生き方というのは、私にとってみれば新幹線や飛行機に乗ってあちらこちらを飛び回り、あるいは海外の行きたいところへ行くという生活。去年飛行機に乗った数は50回を超えてますし、国内だけでなく海外も去年だけで台湾に3回、スペイン、ドイツと5回も日本を出国しているという、つまりはそういうライフスタイルが、いつまでかはわかりませんが現状では無期限にできそうにもない。

じゃあ、どうするかといったら、やっぱり、じっくりと腰を据えて、1つのことに取り組むというのもアリではないか。
クロスワードなんか見向きもしなかったんですが、週刊誌の後ろについているのを面白半分でやってみるとなかなか時間つぶしになって楽しい。

そんなところへ廣川さんからパズル小説を全国展開するというお話が来ましたので、「なるほど。時流にぴったりかもしれないなあ。そういえば廣川さんは昔から何かしら時流に合った話をする人だなあ。」と思い出しまして、じゃあ、一つ乗ってみるか、とこちらを指示してみようと考えたのであります。

パズル小説®の全国展開プロジェクト

詳細はリンクをお読みいただくとして、作者から直接パズルやクイズが送られてくるということと、1年間かけてそれを組み立てていくことで小説になるという点が、なんだか今までとは違う、ちょっとした新しい形のお楽しみになるような気がして、私は申し込みをしてみました。

60歳の記念に新しい考え方が広がるかなあという気持ちと、Stay Homeの暇つぶしになるかなあという気持ち、そして1年後にどうなるかなあという気持ちです。

私のブログを毎日お読みくださっている読者の皆様方は、忍耐強く、じっくりと腰を据えて一つの物事に取り組むのがお好きな皆様が多いと思いまして、本日は廣川さんのプロジェクトを紹介させていただきました。

1人1ケ月1200円。
現在会員20名。

廣川さんにとってはお金のためにやっているのではなくて、新しい世界を作り出していくことに皆様と一緒に楽しみを見出したいと考えているのだと思います。


▲2018年6月 船橋のお寿司屋さんで。

私がいすみ鉄道を退任したと聞いて、「おめでとう。これからも面白いことどんどんやるんでしょう?」とお祝いしてくれた時です。

私はそういう友達を大事にしたいと思っているんですが、なんだか、急に彼の功績が評価される時代が来たような気がして、本日はご紹介させていただきました。

皆さん、時代は確実に変わっているんですよ。
昨日までの延長線上に明日はありません。
この変化に対応できなければ、恐竜のように絶滅危惧種になる!
とは言いませんが、少なくとも、なかなか幸せにはなれないでしょうね。

お金を掛けずに、身近なところで、幸せになる生き方も大切な時代になったのではないかと思うのであります。