みんなで乗ろうJR!
JR北海道が危機的状況だということで、昨年12月22日に北海道庁が道民キックオフフォーラムというのを開催し、みんなで乗ってJRを守ろうというスローガンが採択されました。
ローカル線問題を語るとき、「乗って残そう運動」というのは切っても切れないのですが、私はあまり好きではありません。なぜなら、「乗って残そうローカル線」で残ったローカル線はないからです。
過去40年にわたって、日本では全国的にローカル線が問題視されてきました。
そんな中で、ローカル線沿線の住民の皆様方は、「乗って残そう」をスローガンに頑張ってきました。でも、結論から申し上げて、このやり方で残ったローカル線はないのです。
だから私は、いすみ鉄道沿線でも「乗って残そう」はやって来ませんでした。
でも、12月22日のキックオフフォーラムで北海道大学の岸先生がこうおっしゃったんです。
「北海道の人口は550万人です。道民が1年間に一人4000円JRを利用すれば、220億円になります。そうすればJR北海道の赤字問題は解決するんです。」
さすが北大の先生ですね。
実にわかりやすい。
550万人の道民が1年間に1人4000円JRに乗れば、220億円になるのですから、赤字問題の大きな部分は解決するのです。
このように、具体的な数字をあげて、わかりやすく説明できるような、そういう戦略が伴えば「乗って残そう運動」は実に明快な方法だということです。
私は道民ではありませんが、この乗って残そう運動を実際にやってみようと思いまして、先日釧路へ行ったときにとりあえず4000円は達成しました。
そして今日、千歳空港から札幌へ向かう快速エアポートで10000円を達成しました。
SLで標茶2往復でしょ。それから釧路ー厚岸往復。
そして本日のUシート。
特急に乗ればすぐかもしれませんが、特急に乗る用事はなかったので、ローカル列車で達成です。
道民の皆様方も、JRに対してああだこうだと偉そうなことを言うのであれば、まずは乗りましょう。そうしないと語れませんよ。
ということで、私もJRに対してああだこうだ言おうと思います。
花咲線と名乗っておきながら、花咲駅を廃止にしてしまうような、そういう阿呆は上に立たせておいたらダメだぞ。
会社が傾いた原因はそいつらだということを、まず気付け。
てな感じでいかがでしょうか。
いすみ鉄道沿線住民の皆様方も、とりあえず1年に1人3000円は乗りましょうね。
土休日の1日乗車券2回分ですからできるでしょう。
地域おこしだとかいろいろやったって、基本的な行動ができていなければ所詮絵に描いた餅。なぜお客様がいすみ鉄道に乗りに来てくれるのか。その顧客心理もわからないようなら、地域自体がお客様を取り込むことなどできませんからね。
400年前にわずか2年しか君臨してなかった亡霊にすがっても、そんなもので集客できる時代は終わっているのです。
ははは。
立場を離れたから、言いたいことが言えますよ。
でも、やっぱり乗らなければダメですから。
1年間に1日乗車券1人2枚ぐらい貢献しましょう。
東京の友達にプレゼントで送ってあげたってよいじゃないですか。
遠く四国から単身乗り込んできて、地域のために貢献しようと頑張ってる社長さんを、遠くから様子見だけしているようなら、自分たちの地域が無くなりますからね。
地域の皆さん、しっかりいすみ鉄道を利用しましょう。
「乗って残そうローカル線」で残ったローカル線はないからです。=同感です
ならば、鉄道を利用せざるを得ない環境を官民で作っていったらどうかと思うのですが・・・(過激な発想ですかね?)。
具体的には役所 病院 学校は駅から離れた場所に移転するのではなく、駅のすぐ近くに移転など・・・
総合病院や学校の統廃合での移転先が鉄道から離れた場所への移転するケースが多々見られ、地方鉄道利用者の減少原因なっており上記過激な発想に繋がっております・・・。