12月に次男のところに生まれてきてくれたお孫ちゃんが「お食い初め」だということで、先日お邪魔してきたんです。


おじいちゃんが大きな大きなミッキーさんを持って来ましたよ。


尾頭付きでお祝いです。
でもって家族で乾杯しましょうとなった時、私は車で行ったのでウーロン茶でしたが、この息子はホッピーをプシュって開けて、甲類の焼酎が入ったグラスに入れています。
「へえ~、ホッピー飲んでるんだ。」
「うん、なかなかおいしいよ。」
所帯を持つ前、まだ家に居た頃の彼は、冷蔵庫を開けて勝手に私のビールを飲んでいました。
モルツとか、ヱビスが入っていると、いつの間にかそちらから消えていました。
「あれっ? 俺のビールは?」
と言うと、「えへへ、この間飲んじまった。」
たいていはこういう返事でした。
それが、自分が所帯を持って子供が生まれると、ホッピーになってる。
笑っちゃいますね。
皆さん、ホッピーって知ってますか?

ホッピーの会社のホームページ(←ここをクリック)
私の世代はホッピーというのは労働者の飲み物。
ビールとほとんど同じなんですが、アルコール分が入っていない元祖ノンアルビール。
まだ発泡酒などが無かった時代、焼酎にこのホッピーを入れてビールの代用品として飲まれていました。
ビールは税法上高い飲み物だったので、労働者はグラスに甲類の焼酎(ホワイトリカー)を注いで、その上からホッピーを入れるとビールになったんですね。
今の金額で言うと、生ビールが500円ぐらいする時に、ホッピーだと200円ぐらいだったのです。
だから、私の世代はホッピーと聞くとビールが飲めない労働者が好んで飲む飲み物というイメージがあるんです。
そのホッピーを所帯を持った自分の息子が「意外とうまいよ。」と言いながら飲んでいる。
笑っちゃいましたね。
お前も、そういうことがわかる人間になったんだと。
でも、息子に言わせると、今のホッピーはいろいろバラエティーがあって、女子にも人気だとか。
時代が変わりましたね。
50歳の友人の眞田クンに言わせると、
「ホッピーって昭和レトロな懐古的なイメージがあります、そしてマニアックな話では進駐軍の代用ビール。
安酒イメージも「飾らない」「軽い飲み口」など、キーワードが最近のお酒事情で好印象に転化できることもあり、さらに「こんなの知ってる俺すげぇ!オマエらとはちょっと違うオレかっこいいε- (´ー`*)フッ」というワカモノのインスタ的なササヤカ自己アピールにもマッチしているような。」
だそうです。
さすが眞田クン。
昨今の事情に長けていますね。
そんな話を伺うと、今度私も飲んでみようかなあ、などと思ってしまいます。
いずれにしても、神様のもとからやってきた小さな命は、ものすごいパワーを持っていて、おじいちゃんにもいろいろなことを教えてくれているということだけは確かなようです。
私にとっては最高のHAPPY HOURならぬHOPPY HOURでした。
生まれて来てくれてありがとう。
千帆ちゃん。
健やかに育ってくださいね。
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