昭和40年製のキハ52と昭和39年製のキハ28を使って「観光列車」などと言っているいすみ鉄道は、自他共に認める「日本一貧乏な観光列車」であります。
ところが、そのいすみ鉄道に対して、「うちの方がもっと貧乏だ」と啖呵を切っている鉄道があって、こんな本まで出されてしまいました。
道南いさりび鉄道の「ながまれ海峡号」を題材にした、「日本一貧乏な観光列車が走るまで」
佐藤優子著、永山茂監修
そりゃあ、おかしいだろう。
どう考えたって、いすみ鉄道の観光列車の方が貧乏なはずだ。
と思いまして、抗議に出かけてまいりました。
なんたって、いろいろパクられ続きなものですから、今回もまたパクられてしまいまして、黙っているわけにはまいりません。
抗議に来た場所は北都札幌。
でもって結局はすすき野で今夜もしこたま飲んでしまいました。
著者の佐藤優子先生(中央)と監修の永山茂さん(左)です。
Facebookをご覧いただいていらっしゃる皆様はもうお気づきですよね。
永山さんは日本旅行に35年お勤めされている観光のプロで、私とは志を同じくする仲良しのお友達です。
いすみ鉄道がオンボロのディーゼルカーで観光鉄道なんて言ってるんだから、俺たちだってできないことはない、ということで、道南いさりび鉄道で「ながまれ海峡号」を仕掛けた張本人です。
だから、当然いすみ鉄道のノウハウも注入していますし、この本にはもちろん私のことも登場しております。
つまり、今夜は出版を記念して先生を囲んで札幌で祝杯を上げながら貧乏談義をしたということなのでございます。
ということで宣伝です。
「日本一貧乏な観光列車が走るまで」 (←ここをクリックするとアマゾンへ移動します。)
3月2日発売。
皆様ぜひご購入ください。
たくさん買っていただければ、日本一貧乏とは言えなくなります。
そうすれば名実ともにいすみ鉄道が日本一貧乏な観光列車ということになるのですから。
ていうか、自慢することでもないですよね。
でも、やはり、日本一というのは素晴らしいと私は思います。
私と永山さんに共通するのは鉄道愛とハングリー精神。
おそらく、今の日本でこの2人が組んだら、できないことはないでしょう。
何しろ、お金がなくてもやっちゃう2人ですからね。
ただいま各種悪巧み中。
2人が目指すのは日本一。
なぜなら、二番じゃだめですからね。
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