いろいろ根本から考え直す時期かもしれません。

千葉市内で外房線の特急「わかしお」が小鹿と衝突したというニュースが入ってきました。

 

千葉市内で子鹿と衝突のニュース (←ここをクリック)

 

27日、午後5時35分ごろって書かれていますが、確かにその時間帯は出るだろうなあ。

子鹿って書かれているけど、小鹿じゃないのかな。

だとしたらキョンだろうな。

 

キョンというのは小型の鹿の一種で、勝浦市内にかつて存在した行川アイランドというテーマパークが閉園になった際に逃げ出して野生化したと言われていて、勝浦市内やいすみ市内ではふつうに見かけます。

ふつうに見かけるというのは、車を運転していると道路脇で草を食べていたりするわけで、車が通るぐらいでは動じません。

私の大原の家にもどうやら敷地内に住んでいるらしく、大原の家に帰ると走って逃げる姿をよく見かけます。

庭にフンがしてありますから、たぶんいるんでしょう。

そのぐらいふつうなんですが、そのキョンがどんどん生息域を広げているという話は聞いていましたが、ついに千葉市内まで来たのでしょうか。

 

房総半島はワイルドなところで、勝浦、いすみ辺りはキョンですが、鴨川は猿がいて、大多喜にはイノシシがいます。

ところがこれがなかなか駆除できない。

いろいろな制約があるようで、狩猟禁止になっていた期間もあるらしく、そうすると、いざ狩猟解禁となっても、猟友会の人たちの人数も減っているし、高齢化だし、ということで、思うように駆除できない。

わなを仕掛けたって、そんなものに引っかかるのはごくわずか。

つまり、どんどん増えているような話です。

まして、廃屋など、人が住まなくなった土地が増えていますから、動物たちが生息域を拡大しているのは当然と言えば当然でしょうね。

 

本格的に何らかの対策を立てないと、農作物がやられるばかりでなく、人間の生活の範囲に入ってくるようになるのも、時間の問題かもしれません。

 

というのも、これって房総半島だけの話じゃなくて、どうやら全国的な問題のようで、市街地にイノシシやクマが出没するというニュースも各地で聞かれるようになりました。

鹿だってあちらこちらで出没しているようです。

 

日本って、いつからこんなにワイルドな国になったのかと思うぐらい。

 

そう、動物愛護なんてやさしいことを言っていると、あっという間に、国全体が動物で占領されるのではないかと思うのです。

つまり、害獣が増えて行くのです。

 

私は都会育ちで、せいぜいいたとしても野良猫や野良犬程度でしたが、田舎では野良猫なんか放っておいて、イノシシや鹿、クマなどを本格的に何とかしないと、そのうち大変なことになりそうです。

共存なんてたぶん無理ですよ。

 

ニュースの文面に書いてあるように、南房総ではよくあることが、ついに千葉市内まで来たのですから。

 

ちなみに私の住んでいる地域では、アライグマやたぬき、イタチの類はよく見かけますが、農家にとっては頭が痛い問題のようです。

 

日本は今までの常識では通用しない時代になって来ていると思います。

日本人はそろそろいろいろなことを根本から考え直す時期に来ているのではないかと思うのであります。