出張先で時間があるので今日は午前中にたまっていた原稿書きをやるぞと決めていました。
ふだんはなかなかまとまった時間が(といっても3~4時間程度ですが)取れませんので、午後からの会議の前に「やるぞ」と決めて、朝寝もせずにきちんと時間にも起きたのですが、駄目だ~。
ホテルのフロントでいただいたお部屋は高層階のエグゼクティブフロアーで、それも線路側。
数分おきに列車が走るのです。
おかしいなあ、トレインビューなど頼んでもいないのに。
さては面が割れてるか。
まあ、とにかく窓の下のガタンゴトンが気になって気になって。
ああ、原稿が書けません。
これ、勉強ができない人間の共通点です。
つまり、集中しない。
ガタンゴトンと来るでしょ。
そうすると数を数えるわけです。
「ああ、3両編成だ。各駅だな。」とか、「6両だから快速だとかね。」
時々違うのが来ると、「おや?」と思って窓辺に寄って見ると特急だったり。
時すでに遅しで列車は後姿のみ。
「ああ、行っちゃった。」
てなもんで、原稿どころではない。
ダメだこりゃ。
そこで勉強ができない昭和の少年としては一計を案じたわけです。
「だったら勉強なんかやめて、こっちをやればよいんだ。」
とね。
気になる方を勉強にしちゃって、気になる方を仕事にしちゃえば良いのです。
そうすれば勉強がよくできて、仕事がよくできる人間になれるのです。
な~んだ。人生なんて簡単だ。
何も悩むことなどないのです。
良い子の皆さん、夏休みの宿題はかどってますか?
はかどらなくたって心配いりませんよ。
どれか一番夢中になれることが見つかればそれで良いのですから。
大人になってみるとわかるんです。
夏休みの宿題をきちんとやってきた人間なんて、ロクな大人にはなってませんからね。
「宿題やりなさい。」「勉強しなさい。」って言うお母さん、お父さんは、子供のころ自分が親から言われてきたことを、そのまま自分の子供に言っているだけなのですから。
つまり、そういうお母さん、お父さんは、立派な大人なのです。
どうだ、安心したろう。
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