
キハが国吉駅に到着すると、「べんと~、べんと~」といつものようにい鉄君をかぶったカケス団長が駅弁を販売します。

すると、「お~い、弁当をくれ。」とお客様が声をかけます。
昭和の国鉄ではどこにでも見られた懐かしい光景です。
いすみ鉄道は昭和の原風景の中を走る昭和の国鉄形ディーゼルカー。
窓が開く車両で、駅では数分停車しますから、そんな昔ながらのローカル線の旅の楽しみを、特別なイベントではなく、いつものようにお楽しみいただける路線です。
いすみ鉄道がそういう路線であることは、多くの皆様によく知っていただいていまして、海に興味がなくても、歴史に興味がなくても、昔ながらのローカル線を楽しみにたくさんのお客様がいらっしゃいます。
「お~い、弁当屋さん。こっちだこっちだ。弁当をくれ。」
昔は列車が駅に着くと多くの乗客が窓から駅弁やさんを呼び止めて、我先にと駅弁と買い求めていました。
だから、こうやって手を挙げて呼び止めて駅弁を買い求めるお客様は、当時の汽車旅をよく知るお方なんですよね。
そう、このお方はいすみ鉄道で私やカケス団長や展開しているビジネススタイルをよくご理解いただいて、いつもかげながら応援していただいている力強い味方なんです。

そう。
皆様よく御存じの石破さんです。

そして今回はあの前原さんも一緒にいらしていただきました。
本日のタイトルにある「BS日テレ 深層ニュース」の撮影収録です。

大原から終点の上総中野まで全区間ご乗車いただいて、列車の中で「深層ニュース」の撮影が行われました。
カケス団長の駅弁も食べて、いすみ鉄道沿線の地酒もお楽しみいただいたようです。


終点の上総中野駅で皆さん勢ぞろいです。

カケス団長は役得ですねえ。
そりゃそうですよね。
一番頑張っているのは団長ですからね。
今や、いすみ鉄道の看板は社長ではなくて団長なのですから。
私はごあいさつでだけで出演はしておりませんが、石破さんは私の顔を見るなり、
「社長。ご無沙汰しています。また来ました。1年ぶりですね。」
とおっしゃっていただきました。
昨年の9月にいらしていただいて以来ですから、ちゃんと覚えていていただいたのです。
うれしかったですね。
ローカル線を使って地域をどうやって盛り上げるか。
これが私が8年間いすみ鉄道で展開してきた「ローカル線の正しい使い方」です。
今を時めくこのお二人が、いすみ鉄道の列車の中で日本の将来について語りあった。
かどうかは知りませんが、8月11日午後10時 BS日テレ 「深層ニュース」をぜひご覧くださいね。
石破さん、前原さん、いすみ鉄道にご乗車いただきましてありがとうございました。
またのご利用をお待ちいたしております。
(この写真の撮影は上総中野の渡辺新悟さんです。新悟さん、いつもありがとうございます。国吉駅と大原駅の写真は私が撮りました。)
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