6泊7日の行程を終えて無事に帰国しました。
今回の7日間の旅行であらためて気づいたことはこの人の人間力です。
こうやって歩いて行って、誰にでも声をかけます。
ことばなんて全く通じませんが、そんなことは関係ないんですよね。
さんざん使って汗だくになったい鉄君なんかかぶりたくないですよね。
でも、かぶっちゃうんですから不思議ですよ。
「これが売れないと日本に帰れないんです。お願いします。」
こんなプラカードをかけてイベント会場を歩くと、おばさんが声をかけてきました。
もちろん中国語です。
なんて言ったの?と日本語がわかるスタッフに聞いたら、
「あんた。かわいそうに。帰れないのならうちに泊まってもいいわよ。」と言ってくれたとか。
最終日のプラカードはこちらに変わりました。
「初めて台湾に来ました。台湾が大好きになりました。」
こういう人がいすみ鉄道沿線に住んでいて、応援団の団長をしていただいているということは、私はなんて運が良いのでしょう。
この人の人間力で、全国各地からいすみ鉄道にたくさんの人が集まってくるんですから。
そして、こうやって人が集まってくる団長もそうとう運が強いんでしょうね。
今頃、台湾ではSNSでい鉄君が相当話題になっていることでしょう。
いすみ鉄道のインバウンド政策は、何も計算されていない戦略なのです。
恐るべしいすみ鉄道。
恐るべし人間力。
ちなみに同行の千春さんですが、皆様ご存知のいすみ鉄道の売店担当として頑張ってくれている国吉の人ですが、実は・・・
2009年8月1日。ムーミン列車が始まる前のいすみ鉄道国吉駅。
夏休みだというのに誰も降りません。
しーんとしています。
そんな中、国吉駅でお店を開いてくれたのが苅谷の洋品店のヨシダさんで、千春さんは当時、ヨシダさんの店員さんとして、この屋台のような売店を担当してくれていたんです。
誰もいない国吉駅。
私が「ここにはお金が落ちている。」と言っていた当時の国吉駅を知っている彼女が、今、いすみ鉄道の売店を担当してくれています。
列車着くたびに、「社長、誰も降りませんねえ。」と言っていた彼女。
「まあ、そのうちいっぱい人が来るようになるよ。大切なのはここでお店をやっているということなのだから。」
そんな会話をしていたのですが、ということは彼女も強運の持ち主ということです。
こういうパワーを持った人たちが、いすみ鉄道に関わってくれていることで、いすみ鉄道はどんどん飛躍していくことができたんです。
だから、今回、私はこの強運の持ち主の二人を台湾に同行してもらったのです。
いすみ鉄道をここまでにしてくれたのは、実はこの2人なんですからね。
お2人とも今夜はぐっすりとお休みください。
また、明日から楽しみましょうね。
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