なぜかこのところいすみ鉄道にテレビ関係の取材がたくさん来ています。
たぶんですが、ＪＲ北海道がこんなことになっているし、かといえばＪＲ九州は株式上場を果たし、ローカル線だけじゃなくて、鉄道っていったい何なのだろうかと、日本人はいろいろ考え始めたのかもしれません。
私は、ローカル線を預かる身ですが、ローカル線というのは地域の広告塔です。
ローカル線を大切に守って来た沿線地域は、そのローカル線から恩恵を受けるべきだと考えています。
特にいすみ鉄道のような第3セクターは、国鉄が廃止にするといったところを地元が「なにくそ！」と踏ん張って、赤字補填も含めながら一生懸命守り育ててきたわけで、あれから30年近くたって、守り育ててきた地元のローカル線が一本の大きな樹になっているわけで、実はその大きな樹には「おいしい実」がなっているんですが、そういうことは気づかなかったんです。
だから、私はいすみ鉄道で、その「おいしい実」を現実に見せてあげて、地域の人たちが食べられるようにしてあげることで、「こういう効果があるんだったら廃止にする必要ないよね。」と思っていただければ、今まで一生懸命ローカル線を守って来てくれた地域に恩返しができるのではないか。鉄道というのはインフラですから、インフラというのは、どうやったら地域を利するかということが使命ですから、いろいろな形で地域を利するやり方はあるだろうと思うのであります。
そんなお話をさせていただいたのが、ＢＳ朝日の「ザ・インタビュー」
是非ご覧ください。
さて、翌日12月5日は娯楽番組
恵俊彰さん初主演のドラマです。
リンクをクリックすると動画が流れます。キハが急行列車として登場しますよ。
物語では千葉県の「いすみ西署」というのが登場します。
これは見逃せませんね。
12月6日 23：45～ ＮＨＫ－ＢＳ 六角精児「呑み鉄本線」
こちらはご存知六角さん。
今まで数回いすみ鉄道にお越しいただいておりますが、春に放映した番組の再放送です。
「呑み鉄」という言葉は良いですねえ。
こちらは再現ＶＴＲで登場する予定です。
ここ一週間でこんなにたくさんいすみ鉄道が登場します。
撮影に来ていただいてテレビに出るからと言って出演料をいただけるわけではありませんから、会社が儲かるわけではありませんが、そういう考え方ではなくて、日本全国のお茶の間でいすみ鉄道と沿線地域が放送されるというその「効果」は、金額でいったらものすごいものがあるわけで、それが地域にとってみたら「おいしいローカル線」であると私は申し上げるのであります。
ということで、皆様、今週末から来週にかけて、ぜひ、いすみ鉄道のテレビ番組をご覧いただければと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
（あとはキハがちゃんと動いてくれれば・・・ですね。）
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