あれから1年です。

いすみ鉄道応援団の一員として、掛須団長を助けいろいろな活動を率先してやってくれていた高師規芳さんが急逝されてから今日で1年になります。
大変惜しい方をなくしましたが、今でも応援団の皆の心の中にいることが、ここ数日の皆様方のFaceBookページを見ていると良くわかります。
高師さんは、応援団のボランティアの活動を、何とかしてお金を稼げるようなビジネススタイルにできないか。そうすることによって持続可能なシステムが出来上がるはずだ。スモールビジネスで良いから、サステナブルな組織を作っていくべきだ、というような考えをお持ちでした。
私はイギリスの会社に長いこといましたので良くわかるのですが、イギリスではチャリティー活動が盛んに行われています。慈善団体です。アメリカも同じですが、このようなチャリティー活動は、もう行き止まりのような壁に突き当たっていて、活動団体数が減りつつあります。
そして、そういう慈善団体が、Comunity Interest Company と言われる法人へ様変わりを始めています。
つまり、それまでのような補助金や寄付金に頼ってきた活動では先がないので、自分たちでお金を稼げるような組織に変更してきているのです。
チャリティーというのは日本で言うところのボランティア活動です。
だから、私も、小さなビジネスで良いから、お金を稼げるようにしていくことには賛成でした。
そして高師さんといろいろ方法を見つけて行こうと話していた矢先でした。
彼が亡くなってわずか1年ですが、今の日本で地方創生の話の中で言われていること。それは「持続可能なシステムづくり」です。
きちんとしたビジネスモデルを作って、持続可能な活動をしない限り、いずれ廃れてなくなってしまう。
今となってみれば、そんなことは当たり前なんですが、2年ぐらい前に高師さんが始めようとしていたことは、実に先見の明があったということなんですね。
そんな高師さんの意志を継いで、今、応援団も少しずつ新しくなろうとしています。
彼がご存命だったら、さぞかし喜んでくれるんじゃないかと思います。
持続可能なシステムづくり。
これを何とか実現したいと考えています。
高師さん、見ていてくださいね。
2015年1月30日のブログ