台湾を鉄道で旅する「もっと電車に乗ろう! 台湾編の続編です。
今、台湾にいてこのブログを書いていますが、何度来ても、何度乗っても台湾の鉄道は良いですねえ。
どういう風に良いかって?
あえて簡潔に表現するとすれば「1970年代の日本の鉄道の旅」というところでしょうか。
鉄道だけでなくて、沿線風景などそのすべてが雰囲気満点。
まあ、ホテルのトイレにウォシュレットがついていないなど、気になる部分もあることはありますが、昭和の旅だと思えば大丈夫ですよ。
日本の昭和はもっと悲惨でしたからね。
ということで、本日も台湾鉄道の旅、出発進行!


▲新形車両太魯閤号。日本のJR九州の車両がベースです。


▲新形車両は速いし快適。乗り心地満点。


▲こちらは通勤用車両の700型 通称「スネ夫君」です。


▲スネ夫カバーを開けるとこうなってます。

▲集集線との姉妹鉄道締結一周年記念 2015-11



▲大多喜町の有志「甲冑会」の皆様方から手作り甲冑を贈呈されました。
この甲冑は台北駅構内に展示されています。

▲えい、えい、お~!



▲べつに可愛い子ちゃんがいたからシャッターを切ったわけではありません。

▲列車はいつも混んでいる、ということを言いたかったのです。

▲世界的に有名な阿里山森林鉄道
「あ~り~しゃ~ん」と発音します。

▲台湾国鉄西部幹線の嘉義駅の構内から発車するナローゲージです。

▲嘉義地内にある車両基地。小さな可愛い車両が並んでいます。


▲10年前は若かった?



▲車内の座席配置は2種類。


▲特徴的なのは連結器でしょうか。こんな朝顔形で急こう配大丈夫なんだろうか?
誰もがそう思う通り、連結器の他に鎖でつながれています。

▲シェイ型と呼ばれる蒸気機関車。世界的に有名でアメリカやイギリスからもファンが訪れます。

▲早朝のご来光を見に行く列車。
すごい編成だと思いませんか?
機関車+客車4両+機関車+客車4両!

▲こちはディーゼル機関車が引く屏東線の普快車。インド製の通勤用客車を従えた長い編成はすでに過去のシーン。

▲DLの運転席。運転士用の時刻表は日本と同じです。

▲なんまいだぶ~
「この車両は事故でもあったんですか?」と質問したら「???」
南無阿弥陀仏はお守りと同じだそうです。
機関車にはたいてい書いてあるか札が貼ってあります。


▲台湾国鉄の前面展望は私の専売特許です。

▲お昼ごはん。3人分ですよ。


▲台湾の硬券乗車券。
こういう箱は昔の日本の駅にもありましたね。


▲複線区間ではありません。
日本ではあまりなじみのない双単線です。
つまり二つの単線が並んでいるということ。
通常は日本と同様に左側通行ですが、右を走ったり、左を走ったりが可能です。
だから、信号機や各標識も両側についています。
本線走行中に横の線路を同方向へ向かう列車が追い越して行ったり、前途障害発生時にはバックすることも。片側の線路が使えない時はもう1つの線路で単線運転することも可能です。


▲つまり、こういうことです。

▲日本の鉄道ファンの方々に台湾国鉄のご紹介です。
大歓迎を受けました。

▲機務段(機関区)の説明です。

▲何段長さん。向こうに見えるのは劉さん。

▲6月の鉄路節(鉄道記念日)にご招待を受けました。

▲鉄路節で周局長さんから永年勤続表彰を受ける何段長さんです。
おめでとうございます。

▲演説をする由利高原鉄道の春田社長さん


▲貨物列車。形式2000 「形式」の字体まで日本と同じ
「無論軍民厳禁搭乗貨車」 そりゃそうですね。




▲台東市街にある旧駅跡地。ホッとする空間です。
10系気動車を思わせるバス窓車両も大切に保存されていて、鉄道三昧ツアーの皆様方も撮影に夢中。

暑い国では飲み物屋さんが大繁盛。
「50嵐」はチェーン店です。
ちなみに「いがらし」と読みます。(笑)

▲最新型の特急電車。普悠瑪(プユマ)号。日本製です。連結器を出すとこんな顔。機関車を連結して入換時などに使います。▼





▲「早く回ってこないかなあ。」と竹本さん。
円卓は慣れてないと難しいですが、基本は自分の前に来たものを取ることです。


▲じゃ~ん! 劉さん登場。
お土産にさし上げた雑誌と寅さんのDVD。
劉さんは七堵機務段の主任運転士さん。日本語ペラペラ。

▲新烏日で自強号を撮影していたら「パ~ン」と汽笛を鳴らされた。
おかしいな? 危険地帯じゃないのに。
数時間後、劉さんから携帯に電話がありました。
「社長さん、さっき新烏日で撮影してたでしょう。運転してたのは私ですよ。」

▲で、拡大してみると、向かって右側にいる運転士さん。髪の毛の生え際がまさしく劉さん。
えらい! 時速100kmで通過するときに私に気づくのですから。乗務員としての注意力は素晴らしい。



▲夷隅鉄道 in 台湾国鉄


▲ほとんど日本と同じでしょう。

▲ドアの脇には何やら印が。

▲上の印 身長がここより上なら大人料金(全票)ですよ。

▲下の印 ここから上ならことも料金(半票)、下なら無料。
小学校6年生でも12歳になったら大人料金がかかるんだ、などどいちいち理屈をこねません。
身長がでかければ小学生だって大人料金。これ、実にクリア。

▲車内には給湯設備もあります。暑い国ですから水分補給は大事です。

▲女性車掌さんの七つ道具。
やはりポットは必需品です。
常に水分補給しないといけません。
どこかの会社のように、ネクタイ絞めろ、水飲んじゃダメなどと言って乗務中の乗務員が熱中症になるなどというレベルの危機管理はここでは通用しません。夏はとにかく暑いのです。


▲気動車運転席。ブレーキとノッチが日本と逆。それ以外はほとんど同じ。


▲こういうところを走ったら気持ちいいですね。


▲景色も雄大です。パノラマモードで撮ってみました。

▲台湾の東西を分ける中央隧道。

▲地鶏


▲幹線の非電化区間は南部だけとなりました。


▲特急列車が長いのはいいですねえ。日本も昔は長かった。台湾では新幹線ができても在来線を大切にしています。

▲新竹機務段

▲500型の運転席

▲東京駅と姉妹駅締結した新竹駅。日本時代の駅舎を大切に使ってくれています。





▲300型電気機関車。200、300、400型と大きく分けて4種類の電気機関車がありますが、見た目はほぼ同じ。
出力性能が違うようです。

▲台北駅の2階で「キハ飯」発見。

▲こういうお料理のお店です。

▲往復切符の往路分です。だから値段の欄がXXX

▲こちらは新幹線の切符。商務廂とはグリーン車。




▲台湾国鉄幹部の皆さんがいすみ鉄道ご訪問。レストラン列車にご乗車いただきました。


▲こちらは江ノ電のラッピング電車。


▲交流は盛んですよ。


▲いすみ鉄道のキハ20の展示スペースにヘッドマークを飾りました。

▲姉妹鉄道もなか


▲台北駅に大多喜の文字。すごいことですよ。



▲日本の皆様に台湾鉄道三昧のツアーをお届けするのも民間交流です。


▲貨物列車もたくさん走っています。




▲10年前の高雄駅。地下化工事が始まるずっと前。私も若い?




▲機務段の職員食堂




▲女性駅長

▲駅前のきったない食堂。こんなところで食べたら絶対にお腹痛くなると思った。
けど、平気だった。そして超うまかった。

▲劉さん再び登場。手にしているのは「喜劇・急行列車」
日本語の勉強用です。

▲バルクヘッドシート



「KANO」のマークを付けた機関車
映画「KANO」(嘉義農林高校)のキャンペーンです。




▲台湾人はレトロが好きですねえ。こういうレストランがあちらこちらにあります。

▲鉄道ダイヤ情報の助川編集長さんと、仲良し。


▲後ろの線路を気動車自強が長編成でやってきた。


▲高雄機廠にて、ずらりと並ぶ客車。欲しいなあ。

▲KANOに使われた貨車

▲黄色いペンキで「道外禁止」って書いてみたい。

▲劉さんと夕ご飯。淡水のレトロなお店



▲一人で食べるときは毎回ホテルの部屋でこんな感じ。目的が電車なのでわたし的にはこれで十分。

▲駅弁を供するお店も最高。



▲新幹線の駅弁


▲MRT車内は無機質的な感じ。

▲運転開始直前の高雄MRT

▲地鶏


▲こちらはプユマ。電化直後の東部幹線。電気機関車からの撮影。

▲後部オーライ!(後方確認時の喚呼は日本語そのままの「こうぶおーらい」)

▲電気機関車を運転するのは???
どこかで見たことある人だなあ。と、思ったら、応援団のO君そっくり

▲今でも無火回送と言うんだ。



▲空港まで見送ってくれた劉さんファミリー。
いすみ鉄道Tシャツを親子で来てくれています。




▲周局長さんと電車の中でばったり出会いました。
局長さんの方から「あれ、社長さん?」と声をかけていただき、記念撮影。
私も普段着。実は二人は同じ年。
視察の途中のご様子でしたが、実に気さくなお方です。



▲南廻線。最高の車窓です。


▲昭和の旧型客車の旅を楽しみましょう。
どうですか、みなさん。
台湾の鉄道の旅、行きたくなったでしょう?
現在、第7回目となる台湾鉄道三昧の旅を企画中です。
たぶん6月ごろかなあ。
お金貯めといてくださいね。
ということで、私の充電もそろそろ完了。
明日は日本へ帰ります。
久しぶりに長期休暇をいただきましてありがとうございました。
それでは皆様
再見!
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