沖縄に来ています。

昨日一日那覇で過ごしました。
沖縄県経営者協会の皆様方との懇親です。

このお写真の方は元沖縄県知事の稲嶺惠一さん。
たっぷり時間をかけて、じっくりとお話をさせていただきました。
昨日は沖縄県の企業の経営者の皆様方にいすみ鉄道を知っていただきました。
沖縄経済の重鎮の方々にはいすみ鉄道がずいぶん知れ渡ったと思います。
それにしても驚きました。
「いすみ鉄道です。」と申し上げたら、沖縄の皆様方から
「勝浦でしょ。海がきれいで魚がおいしいですよね。」
「ゴルフ場がいっぱいあるけど、緑が多いところですよね。」などなど、実によく御存じなんです。
沖縄県には鉄道がないので、ローカル線のことなど実感がないと思っていたのですが、
考えてみたら沖縄県の経営者の皆様方の多くは東京の大学を出てらっしゃるわけで、今でもしょっちゅう東京を往復していらっしゃるわけですから、実に詳しいわけです。
それに比べて、私たちはどれだけ沖縄のことを知っているか。
最近でも、基地問題などで全国ニュースとしていろいろ沖縄が取りざたされていますが、
沖縄のことを語るのなら、まずは沖縄に来てみてください。というのが沖縄で感じることです。
私はここ10年で何十回もこの地に足を運んでいますが、それでもわからないことばかりで来るたびに新鮮です。
だから、沖縄に来もしないで、沖縄の皆さんと話もしないで、沖縄の問題を語るのはやめましょうよ。
そういうことを改めて感じました。
それが、今回の旅の収穫です。
自分も今や田舎の人間ですが、東京にいたときは情報だけで判断する癖がついていました。
でも、来てみなければわからない、そこの人にしかわからないことがいっぱいあるということです。
少なくとも、沖縄の皆さんは東京や千葉県のことをよく御存じで、そのうえでいろいろご意見があるのですから、都会の方々も地方をきちんと知って、そのうえで意見を言いましょう。
どこの地方でも、地方の方は東京のことをよく知っているのです。
国際通りを歩いていると半数は中国人観光客です。
ホテルも中国人でいっぱいです。
そういう地域に中国が侵攻するだろうか。
それとも、そういう地域だから中国が欲しがるのか。
いらしてみたら、お分かりいただけると思います。
どちらにしても、来ることなしにわかったようなことを言うのだけはやめましょう。
ちなみに私は右でも左でもございません。
さて、帰りの飛行機に乗るとしましょうか。