人生の扉

今日は一番下の息子の高校の入学式がありました。
一番下の息子の入学式ですから、私にとっては最後の高校の入学式でした。
自分の高校入学式を振り返ると、あれは昭和51年ですから39年も前のこと。
今でも付き合ってくれている友人たちとの出会いがあって、大きな世界に一歩踏み出した日のことは今でもはっきり覚えていますが、息子も今日、人生の扉を開けて、確実に一歩前進を始めました。
親は自分で勉強するわけではありませんから、親の仕事というのは、子供にどうやってモチベーションを持たせるかということと、子供の人生に教育という財産をどうやって受けさせるかということで、昨年の夏に甲子園に高校野球を一緒に見に行って、それで奮起したのかどうかは知りませんが、半年後には第一希望の学校に通い始めたのですから、親馬鹿ながら我が息子は立派だなあと思います。
大学付属の私立高校に入ったということは、今後7年間の請求書が回ってくるということですから、私も一緒に最後の奮闘をしなければなりません。
私は学生結婚をしたというのに5人も子どもがいて、一番下の息子が40の恥かきっ子ですから、私の人生ずっと子育てをしてきているようなもので、それでもやっと高校入学ですから、彼が大学を出るころには私は良くてお爺さん、ともすれば鬼籍に入っているかもしれない予感もするんですね。
そう考えると、妻には本当に感謝していますというか、そう言わないと自分のアイデンティティーすら保てなくなるのです。
50歳も半ばに差し掛かると、こういう景色が、あと何回見れるのだろうかと、ふと思うこともあるんですね。
だから、毎年、1年1年が真剣勝負なんです。
若い人にはわからないだろうけどね。








毎日通ってますけど、やっぱり思うんです。
いすみ鉄道は最高です。