台湾鉄道三昧の旅 募集中

ここ数日、北日本は爆弾低気圧に襲われて大荒れのお天気が続いているようです。
ダイヤ改正まであと数日に迫っているにもかかわらず、トワイライトエクスプレスが運休で、せっかく寝台券を手に入れても乗ることができない皆様方には、何ともお悔やみの申し上げようがありませんが、この悪天候が明日も続けば、トワイライトエクスプレスはフェードアウトのように消えていくことになるんでしょうね。
最終日の列車が何十時間も遅れてしまうと、北陸本線が北陸本線じゃなくなってしまいますから、それはそれで大変なことになると思いますが、少々過熱気味のファンの行動傾向を見ていると、最終日はいったいどうなるのだろうかと思わないでもありませんから、フェードアウトならフェードアウトもよろしいのではないか。寝台券を入手されている方のことは気の毒だなあとは思いつつ、そんなことより、新規開業する北陸新幹線や、並行在来線を引き継ぐ第3セクター鉄道3社の開業準備が、この悪天候で遅れることの方が、同業者としては心配なのであります。
さて、日本の北国ではまだ大雪が降っているようですが、南に目を転じてみると、台湾ではすでに桜の季節となり、春本番を迎えているようです。
そんな台湾の鉄道に片っ端から乗車して味わい尽くす鉄道ダイヤ情報協力のツアー、「台湾鉄道三昧の旅」がただ今発売中です。
出発は4月11日(土)。
何しろこのツアーは2泊3日の行程にもかかわらず、
・台湾国鉄最新型特急「プユマ号」
・急行「莒光」号の客車
・普通列車「区間車」の客車
・南廻り線に残る「旧型客車」
・特急電車「自強号」EMU1200(吊り掛け特急)
・阿里山森林鉄道 専用客車
・台湾高速鉄道(新幹線)
と、これだけ乗りつくす鉄分補給の旅なのです。
特に、今回は阿里山森林鉄道の列車にも乗車するのですから、個人ではなかなか行けないコースですね。
今回は、いすみ鉄道が春の観光シーズンのため私の予定が空かず、残念ながら私は参加することができませんが、鉄道ダイヤ情報の助川編集長は行かれるようですので、読者の皆様としては、この機会に編集長と親交を深めることができる良い機会になると思います。


[:up:] 10年前の2005年に出かけた阿里山森林鉄道で撮影した記念写真です。
ナローゲージの小さな列車が機関車を最後部に連結した推進運転で急こう配を登るのは何とも楽しい観光鉄道です。
下の写真は世界的にも貴重な「シェイ型」蒸気機関車で、森林鉄道の職員の皆様方と記念撮影。
「どうして機関車が後ろから押すのですか?」と質問したら、
「だって引っ張ってたら連結器がもしはずれたら客車は坂の下へまっさかさまでょう。だから後ろから押すんです。」と言われました。
確かに軽便鉄道ですから、連結器はいわゆる朝顔形の簡単なつくりで、予備に鎖が付いていますが、何とも心細くなる簡易構造。
話のタネに乗ってみる価値は大いにある秘境鉄道です。
て言うか、「阿里山森林鉄道に乗らずして、台湾の鉄道を語るなかれ。」
なのであります。
この台湾鉄道三昧の旅にはまだ数席空席があるようです。
できるだけ満席にして出発させたいという気持ちから、本日は宣伝をさせていただきました。
詳細につきましては こちら をご確認ください。
日本の国鉄時代の雰囲気を色濃く残している台湾国鉄。
今回は特にEL、DLが引く客車列車三昧です。
走行中でもドアが開けっぱなしの列車は、昭和に育った私たちには当たり前の景色ですが、若い人たちには新鮮な驚きだと思います。
皆様方のご参加をお待ちいたしております。