石破大臣にお会いしました。

2月28日土曜日に石破大臣にお会いしました。
栃木県宇都宮市の栃木県庁で行われました「地方創生フォーラム」に参加してまいりましたが、その会場で石破大臣にお会いすることができました。



今回のフォーラムは、国が地方創生をどのように考えているかということを知ってもらうために、全国9か所で開催されるもので、関東地区で行われたのはこの宇都宮の第7回目の会場でしたが、関東地方で一生懸命頑張っている会社やNPOの代表6名がパネリストとして呼ばれまして、いすみ鉄道は千葉県代表として参加させていただきました。
私は、この地方創生をはじめとして、今、国交省以外でも国の会議に定期的に参加して意見を求められることがしばしばです。
きっと、大きな世界で物事を見ている人からすると、いすみ鉄道で展開していることは注目すべき事項であって、引っ張り上げるべき材料がたくさんあるんだと思います。だから、国から見たら、いすみ鉄道は地方創生の千葉県代表になるということなんですが、県や地域から見たら、いすみ鉄道はひょっとしたらまだお荷物と思われているかもしれないし、新しいことを次々とチャレンジしていくいすみ鉄道は、自分たちの理解の枠をはるかに超えていて、これは私の僻みかもしれませんが、「あいつはまた余計な仕事を増やしやがった。」ぐらいにしか思われていないのかもしれません。
でも、いすみ鉄道は使いようによっては国のモデルケースになることもできるし、台湾との姉妹鉄道締結のように、外交のツールにも使えるかもしれないわけで、こういうことは、町役場や地元の観光協会じゃ逆立ちしたって実現できないし、日本全国数千とある市町村の市長や町長、村長さんたちだって、石破大臣には会いたくても会えないのが、ローカル線の社長ならこのように会うことができるわけですから、私はローカル線があれば地域が全国区にもなれるし、国際的に知られる町にだってなれると思っていますし、そういう使い方に気付かないのは、自分たちの「恥」を世間にさらしているのと同じことだと思うのです。

大臣はたくさんのSPに囲まれて写真はNGでしたが、出演者控室でご挨拶させていただきました。
「いすみ鉄道さんは、いつも雑誌やテレビなど、いろいろなところで拝見させていただいております。前から行きたいと思っておりましたが、今度、ぜひお邪魔させていただきます。」
とおっしゃっていただきました。
大臣は鉄道ファンとしても有名ですので、いらしていただいたらキハ28の運転席で汽笛を鳴らしていただきましょうか。
でも、どちらかというと、担当大臣のお役目を終了した後に、プライベートでいらしていただく方が楽しいかもしれませんね。
大臣はこのフォーラムの後、「前から行きたいと思っていた」とおっしゃるサルがお酌をしてくれる宇都宮の居酒屋へお出かけになられました。
この居酒屋はガイドブックには載ってないし、地元の人もほとんど知らないけど、オーストラリアなどの外国人には超有名らしく、情報発信の仕方によっては、どんなところでもそういうスポットになれるということの一つの証明のような存在とのこと。ということは、どんなに有名で大きなところだって、情報発信をしなければ、将来はダメになるということだともいえるのではないでしょうか。

フォーラム終了後、控室にて記念撮影。
前列左から、
若林ふみ子氏 花牧場あわの代表取締役(栃木県鹿沼市)
福田富一氏 栃木県知事
佐村智子氏 内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部 地方創生総括官補
佐藤栄一氏 宇都宮市長
竹内千津恵氏 NPOマイスタイルこだいら 代表理事(東京都小平市)
後列左から
藤井大介氏 株式会社大田原ツーリズム代表取締役(栃木県大田原市)
橋爪光年氏 ジョウモウ・ユニバーシティ・ネットワーク代表 (群馬県高崎市)
常盤良彦氏 株式会社大洗クリエイティブマネジメント代表 (茨城県大洗町)
そして私 です。
活性化なんて、地域の人たちにしてみたら、よそからやってきた人間がわけのわからないことを始めて、自分たちの静かな生活をかき回されて迷惑なんだろうなあ。きっと地域の人たちは、自分たちは被害者だと思ってるんだろうなあ。
参加したパネリストの方々から、こういった言葉が出ていたことが、とても印象に残りました。
皆さん、それぞれの地域で頑張りましょう。
内閣府官房の皆様、共同通信社の皆様、今回はお声をおかけいただきましてありがとうございました。