いすみ鉄道では３月１４日にダイヤ改正を行います。
今回のダイヤ改正の概要は、次の通りです。
１：平日ダイヤの見直し
いすみ鉄道沿線地域は少子高齢化に伴い毎年かなりの数の人口が減少しています。
大多喜町は人口１万人を切り、９０００人台となりました。
こうした状況の中、いすみ鉄道でも通勤定期旅客、通学定期旅客が毎年減少し、日中時間帯の需要も、観光需要を除いては減少に歯止めがきかない状況にあります。
いすみ鉄道は地域鉄道としての使命を第一に考えておりますが、通常バスの運行に見られるような、列車の運行に関する運行補助費用を行政から頂いているわけではなく、その点では自立を強く求められていることから、人口減少により、地域利用者の減少に歯止めがきかない状況を見過ごすことができないため、今回のダイヤ改正では、一番利用の少ない日中時間帯に１往復（上下各１本）の列車の減便を行います。
この減便につきましては、昨年利用実態調査を行い、地域の合意の下に実施するものです。
なお、朝、夕の通勤通学時間帯につきましては、利用者は減少傾向にあるものの、利便性を維持する観点から、ほぼ現行通り列車の運転を確保いたします。
２：平日の観光列車の運転
地域利用実態が減少している中で、平日の観光需要は大きく伸びています。（普通旅客あたりで毎年１０数パーセント増）
このため、いすみ鉄道では、平日の観光需要にお応えできるように、平日にレストラン列車や貸切列車を運転できるようにダイヤを調整いたしました。
平日時刻表の５００番台の列車は、通常は黄色いムーミン列車で運転いたしますが、昭和のディーゼルカー、キハ５２、キハ２８でも運転できるダイヤとなっています。
また、このダイヤを設定することで、平日のレストランや貸切列車運転時でも、車両を増結することで、地元のお客様など一般の方もご乗車いただけるようになり、観光需要のために地元の利便性が損なわれることがないようなダイヤになっています。
３：休日ダイヤについて
土休日ダイヤは、ＪＲ線、小湊鉄道線のダイヤ改正を受け、一部列車の時刻を修正していますが、大きな変更はありません。
以上が今回のダイヤ改正の概要となっております。
時刻表の詳細につきましては こちら をご確認ください。
４：貸切について
・車両の貸切について
貸切列車は、時刻表の５００番台の列車で、大多喜発着の全区間１往復にて対応いたします。時刻表に掲載している列車ですので、基本的には車両貸切となり、もう１両の車両には一般のお客様がご乗車されます。
一般車両（いすみ３５０形、テーブル付、座席定員４０名） 貸切料金５万円
キハ車両の貸切（キハ２８形、テーブル付、座席定員４０名） 貸切料金８万円
キハ車両の貸切（キハ２８形、テーブルなし、座席定員６５名） 貸切料金１０万円
大多喜駅以外からの貸切をご希望の場合は、回送料金（プラス１万円）が別途発生いたしますのでご注意ください。
・レストランの貸切について
お客様のご希望により、レストラン列車の貸切も承ります。
レストラン列車の貸切は、最低料金として１６名様分のレストラン列車乗車料金を基本料金として頂戴いたします。（主催者側の都合で乗車人員が１６名に達しない場合でも、１６名様分の料金が発生いたしますのでご注意ください。）
１６名様を超える人数（最大３２名）につきましては、お料理代金が加算されます。（ご利用人数により、使用する車両が異なりますのでご注意ください。）
貸切列車は土休日も可能ですが、遅くても３か月前までにいすみ鉄道営業企画課へお申し込みください。
（正式にお申し込みいただいた時点で確定となり、料金が発生いたしますのでご注意ください。平日の貸切列車につきましては１か月前でも対応できる場合がございます。）
１６名に満たない人数でレストランの貸切をご希望の場合は、１０名様最低保証で対応させていただきます。ただし、この場合、残りのレストラン座席につきましては、臨時列車として一般のお客様へ販売させていただきますのでご了承ください。
ご予算に応じ、現在のメニューをベースとしたレストラン列車貸切での特別メニューも承ります。（レストラン料金に特別料金が加算されます。）
なお、現在のメニューを下回った金額での対応はできませんのでご了承ください。この場合、レストランではなく、車両貸切＋お弁当手配となります。
詳細につきましては、いすみ鉄道営業企画課までお問い合わせください。
皆様のご利用をお待ちいたしております。
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