今度の土曜日、12月20日、19時からのフジテレビ「リアルスコープ・ハイパー」にいすみ鉄道が登場します。
この番組は通常1時間番組ですが、この日は2時間の特番で、テーマは「列車や豪華客船、飛行機の中の豪華なお食事」ということで、日本航空のファーストクラスなどと一緒に、いすみ鉄道の「伊勢海老特急・お刺身列車」が登場します。
メインの取材は来春廃止される「トワイライトエクスプレス」や、豪華客船「飛鳥?」の船内で出されるお料理、日本航空のファーストクラスになると思いますが、それと肩を並べるかのように、いすみ鉄道のレストラン列車が取り上げられるんですからすごいと思いませんか?
何しろ向こうは大きな資本を必要とするビジネス。つまりお金を掛ければ誰でもできると私は考えますが、いすみ鉄道は落ちぶれた田舎のお金のないローカル線ですから、そういうところでも、大手と勝負できる。どんな田舎でもお金を掛けずに勝負できるんだという点で、私は田舎の将来の方向性を示せてると思うのです。
2040年に900の自治体が消滅するなどと、中央でものを考えている偉い人たちはひどいことを言いますが、田舎にしてみれば、「ふざけるな。俺たちはこれだけ頑張っているんだ。」というべきだと考えていますので、その点では高い評価点をいただいたと私は思います。
もっとも、昭和39年生のキハ28がレストランですから、豪華客船に比べたらみすぼらしいところは多々あると思いますので、その点はどうかご容赦いただければと思います。
土曜日、フジテレビ、リアルスコープ 2時間スペシャル。
録画予約をお忘れなく。
撮影で大多喜を訪れた松本明子さんと西村和彦さん。
列車の中で対談をさせていただきました。
西村さんは鉄道マニアでキハ52やキハ28のことなどとても詳しかったのには驚きました。
そのお二人がそろっていすみ鉄道を褒めてくれたんです。
お料理がおいしいとか、景色が良いとか、そういうのはもちろんです。
でも、このいすみ鉄道の印象は、働いている人の誰にも「やらされている感」がない。鉄道会社の職員はもちろん、列車の中でお料理を運んでいる人など、かかわっている全員が自ら考えて、お客様に良い旅をしてもらおうと、自然にふるまっている。これってとても素晴らしいですよ。
私たちは仕事でいろいろなところへ出かけます。そしてそこではたいてい「仕事をしている」という「やらされている感」を感じます。
でも、ここにはそれがないんです。
だから、いすみ鉄道はとても良い職場になっていると思います。
そうおっしゃっていただきました。
私にとって、今までで一番うれしい瞬間でした。
皆様、どうぞご覧下さい。
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