問題解決の秘策は?

本日はさいたま市でシンポジウムに参加してまいりました。
広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会
2010年シンポジウム
「問題解決の秘策は?」
新たな視点が地域の再活性化につながる
主催:経済産業省関東経済産業局、広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会
このようなタイトルの格式高いシンポジウムで、200名位の方がご参加されていました。
私は事例発表のパネリストということで招かれたのですが、3名のパネリストのあとの2名様は、富士宮焼きそばの仕掛け人「富士宮やきそば学会」の渡辺英彦さんと、「ゲゲゲの女房」の調布市民放送局 長友眞理子さん。
お二人の方がはるかに全国区ですから、私はお二人の足元にも及びませんが、それでも現在、全国から注目されているいすみ鉄道の取り組みをスライドを交えて紹介させていただきました。
私は、いすみ鉄道というローカル線をブランド化すること。
このローカル線を資源として考え、都会の人へ向けて発信していくこと。
そのためには地元の人は無理して「乗って残そう」なんて運動はしなくても良い。
こういうポリシーで、都会の人にローカル線を心のふるさとに思っていただくことで、日常生活の疲れをいやしていただきたいと考えていますし、
そうすることで、地域に観光客が来るようになり、地域経済に貢献できると考えています。
でも、地域の活性化となると、これはいすみ鉄道の問題ではなく、沿線で生活している住民の皆様がたの問題ですから、いすみ鉄道がいくら観光客を集めても、住民が自分たちで観光客を取り込んで食事を提供したり土産物を買っていただくなど、自分たちの商売に役立てるようなことをしていかなければ、地域の活性化などありえないわけです。
今のところ、いすみ鉄道沿線の住民はどちらかと言うと傍観者が多く、自ら鉄道を地域活性化のツールにしようと考えているのは、ごくごく一部のリーダーの方々のみですから、活性化とは程遠い状況にあるように見えます。
その原因は私にはよく見えていますが、これ以上言うと不愉快になる人たちもいると思いますので、このブログではお話しいたしませんが、私を講演に呼んでいただければ、地域活性化の秘訣を「悪い例」を挙げて簡潔にお話しさせていただきます。
いずれにしても、私が預かっているのは「いすみ鉄道」で、鉄道自体にはありがたいことにお客様がたいへん多くいらしていただくようになりましたので、ローカル線の活性化という点では合格点をいただけるのではないかと、今日のシンポジウムに参加させていただき思った次第であります。
さあ、間もなく観光シーズン到来です。
皆さま、車でいらしていただいてかまいませんから、房総半島のお土産はいすみ鉄道の売店で買ってくださいね。
ご訪問をお待ちいたしております。

[:up:] 開会のご挨拶をされる関東経済産業局 照井局長

[:up:]京浜東北線で旅気分 さいたま新都新駅 初めて降りた[:!:][:?:]
[:up:]会場となった合同庁舎 「この間まで9600が入れ換えをやっていた大宮操車場に、いつの間にこんな立派な建物ができたんだ」とは、東京出身の田舎者の感想。