最後の木原線乗車

1988年2月に吾妻線に乗りに行ったお話をしましたが、その翌週に長男を連れて木原線に乗りに行きました。
3月の下旬には木原線が第3セクター鉄道のいすみ鉄道になるということで、その前にキハ30が走る木原線に乗ろうと、まだ保育園生だった長男を連れて当時住んでいた小岩から総武線に乗って出かけました。

[:up:]千葉から乗車した普通列車はもちろん113系。
上総一ノ宮で特急に抜かれる時に撮りました。

[:up:]大原から乗った木原線のディーゼルカーです。
現在外房線が発着する1番ホームは木原線乗り場でした。


[:up:]終点の上総中野駅です。
乗ってきた列車はキハ30とキハ35の2両編成。
お別れ乗車なのか、鉄道ファンっぽい人たちが数人いますね。
当時の小湊鉄道の駅舎です。
このまま五井へ抜けようかとも思いましたが、小湊鉄道は運賃が高いので同じ列車で大原に逆戻りしました。
青春18きっぷですから、当然と言えば当然です。
大多喜も国吉も行き帰りに通ったと思いますが全く記憶にありません。(笑)

[:up:]大原からは外房線を下って鵜原へ行きました。
海が好きな子供を勝浦海中公園に連れて行ってあげたのです。
当時はなかなか鉄道写真を撮る経済的余裕がなかったのですが、こうして子供と一緒に列車を写すことで、子供の成長と列車の記録の両方が残せるわけですから、いろいろなところへ連れて行っては列車の前に立たせて記念撮影をしていました。
歩道橋の上から入ってくる113系をバックに撮影しようと思ったんですが、列車の気配を感じて振り返りたくなって、「パパ、電車が見たいよ!」と声を出しているところです。

[:up:]この日はこんな珍客もやってきました。
早春の南房総へ行くお座敷列車の団臨です。
今ならたくさんのファンが群がるところでしょうが、当時は誰もカメラを向けている人がいないのが不思議な光景ですね。
30を過ぎた息子が、まだ保育園に通っていたころの記録ですが、やっぱり列車と絡めて撮るってのは、今考えても面白かったなあと思います。
いすみ鉄道の車両をバックに記念撮影をすると、あとできっと価値が出ると思いますよ。
皆さんの大切な家族の思い出写真にいすみ鉄道が写されていれば、それだけでいすみ鉄道の価値も高まると思うのですが、いかがでしょうか。