今日は銚子電鉄で升酒列車が走りました。
NHKのニュー動画
NHKのニュースではいすみ鉄道も応援してくれている千葉のローカル線支援隊のメンバーの顔もチラホラ見えてうれしかったですね。
銚子電鉄は皆様ご存じの全国区の知名度を誇る千葉県のローカル私鉄ですが、経営難にあえいでいて、働いている皆様方がとても頑張って鉄道を維持存続させている会社です。
私は銚子電鉄の竹本社長さんにお会いするたびに、「4億円近くもおせんべいを売って頑張ってるのに鉄道が維持できないなら、鉄道なんかやめておせんべい屋さんになったほうが従業員の幸せのためになりますよ。」と、ちょっと意地悪な口調で申し上げているんですが、これは本心なんです。
いすみ鉄道もそうですが、銚子電鉄も建設当初の目的が終わっていることは明らかで、それでも頑張っているのは沿線地域の皆さんのためになっているからだという誇りがあるからなんですね。
でも、それは地域の足として利用者のためになっているという部分よりも、ローカル線として知名度を上げて、全国に名前を知ってもらって、全国からお客様にいらしていただくことで、地域に役立つという使命が大きいからで、はっきり言って銚子市は銚子電鉄がなくなってしまったら、単なる漁港で、観光でお客様が来るとしたら初日の出ぐらいしか見るものがなくなるわけで、あとは坂道を転がり落ちるだけなんです。
その証拠に観光市場のウォッセは、行く度に空き店舗が増えてガラ~ンとしている状況が顕著になってきています。
だからもっと銚子電鉄を使って、銚子にお客様にいらしていただくように、少なくとも銚子という場所が忘れ去られないようにするために、銚子電鉄を正しく利用しなければならないと考えるわけです。
ところが地元の人たちにしてみれば、銚子電鉄など興味ないし、だいいち全国的に有名だということも知らないのです。
いすみ鉄道と沿線地域も同じ状況にありますから、私はこの7月に地元の皆様方をお連れして、銚子電鉄に乗りに行ったのです。
ローカル線を抱える地域の人たちが他のローカル線へ出かけて行って、その取り組みを見ることは大事なことですからね。
[:up:] 電車の中で竹本社長さんの話を聞くいすみ鉄道沿線の皆様方
[:up:] ときどきこういう光景も見られるようです。
いすみ鉄道の大多喜駅なら「忍者」がいいね。
[:up:] 古参のデキの前で記念撮影。
いろいろ視察に出かけてますが、皆様少しは役に立ってますか?
物見遊山と視察は違いますよ。
行きのバスの中で、「2040年にいすみ鉄道沿線地域は自治体ごと消えてなくなります。」と申し上げたら皆さんこのニュースをご存じなかったんですが、そりゃそうだよね、「2040年には私だって80歳になるんですから、皆様方はこの世にはいませんから、皆様方には2040年のことなど考えることすらできないんですよ。」と申し上げました。
田舎の町は、もっと将来を考えることができる人たちがリーダーシップを取る仕組みがなければ、いくら石破大臣が掛け声をかけてもダメなんですよ。
でも、銚子もいすみもローカル線が走っているから、まだまだ可能性はあるんです。
そこのところをもう少しご理解いただきたいと考えております。
それにしても、銚子電鉄の地元に酒蔵があるなんてことは、ほとんどの人が知りませんから、ローカル線がこういうイベントをやるってことは、地域にとって価値がある。つまり、ローカル線は地域の役に立っているということは間違いないんですよね。
池チャン、ありがとう。
またひとつ教えていただきました。
お疲れ様でした。
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