本日は七堵駅。

今日はお昼に台湾国鉄幹部の皆様方とランチオンでミーティングをしました。
その後、私は七堵(チードゥ)駅へ行きました。
七堵駅は台北から南の方面へ向かう長距離列車の始発駅で、大きな車庫と操車場があります。
台北発着の列車はとても合理的な運用が行われていて、首都台北から南へ向かう西部幹線の列車は台北の北部にある七堵を始発駅としていますし、台北から北東に向かう北回り線(東部幹線)の列車は、台北の南部にある樹林の車両基地から出発して台北からお客様を乗せています。
東京で言ったら、尾久から出てきた列車が上野、東京でお客様を乗せて東海道線方面へ向かい、品川の車両基地から出た列車が東京、上野でお客様を乗せて東北、常磐線方面へ向かっているような形です。
こうすることで、限られたホーム数とスペースの台北駅での列車の停車時間を少なくし、スムーズな運行を行っているわけです。
七堵駅は、そういう重要な役割がある起点駅で、この駅を利用する乗降客数は1日あたり5000人程度と少ないものの、多くのホームがあり、長編成の特急、急行列車が頻繁に発着しています。

[:up:] 七堵駅で発車を待つ高雄行の特急「自強号」。

[:up:] 七堵駅の徐明棋駅長さんご挨拶。

[:up:] 七堵駅構内には100年以上も前の日本時代に建設された木造駅舎をきれいに保存しています。日本のローカル線に残っている昔ながらの駅舎と同じ時代の駅舎ですから、とても親しみを感じますね。
日本が作ったものですが、大切に保存していただいているのはとてもありがたいですね。
日本は台湾から学ぶことがたくさんあると思います。

[:up:] 昨日の平渓線と、今日の七堵駅訪問をアレンジしてくれた台湾国鉄の劉さん。いすみ鉄道が企画した「台湾鉄道三昧」にご参加いただいた皆様でしたら、よくご存じの方ですが、気動車、電車、電気機関車、ディーゼル機関車、そしてプッシュプル特急と何でも運転できるベテラン運転士さんです。
いすみ鉄道のTシャツを着てくれているのがうれしいですね。
昨日、基隆のレストランでごちそうしてもらいました。
劉さん、今回もありがとうございました。


[:up:] 台北駅の構内には平渓線と江ノ電の乗車券提携の掲示が大きくされています。日本からの観光客が見るとうれしいですよね。
ローカル鉄道を使った日本と台湾の友好は、形式的ではなくて、草の根の活動から始まると私は思っています。